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苫小牧民報

千歳市新規採用職員研修 自衛隊生活を体験、雨の中を20キロ徒歩行進

雨の中を徒歩行進する職員たち

 千歳市が新規採用職員を対象に行う研修、自衛隊での生活体験が4~6日、陸上自衛隊東千歳駐屯地で行われた。今年は18~39歳の男女38人が体験入隊し、自衛隊ならではの厳しい時間管理、規律性やチームワークなどを体感。5日は雨の中で20キロ徒歩行進を敢行し、職員は「厳しいけど貴重な体験」などと汗を流した。

 2016年度から行っている、「自衛隊のまち」千歳ならではの新人研修。陸自第7師団(司令部・東千歳)と連携を深める狙いもあり、今年も7師団指揮下の第11普通科連隊(宮内雅也連隊長)が受け入れた。職員は17年度途中採用、18年度当初採用の男性29人、女性9人で、期間中は同駐屯地に宿泊し、自衛隊への理解を深めながら研修した。

 研修は7師団や11普連についての説明、整列や敬礼の仕方など基本教練に始まり、救急法の実践や戦闘訓練など、体験を中心に盛りだくさんの内容。午前6時の起床、点呼から、午後11時の消灯、就寝まで、時間を厳しく管理される中、職員は迷彩服姿できびきびと研修を受けた。

 5日はメイン行事の20キロ徒歩行進で、大雨警報などが発令されていたが予定通り行った。職員は重り代わりのペットボトル4キロ分と、各自の荷物を入れたリュックを背負い、同駐屯地内を黙々と2周。冷たい雨で体力を消耗した仲間を助けるため、重りを分担するシーンも。足をねんざしながら懸命に歩く職員もおり、駆け付けた山口幸太郎市長ら市幹部が「頑張れ」と激励した。

 徒歩行進は3年連続で雨にたたられているが、市長は「訓練にはもってこい」ときっぱり。自衛隊と共存共栄のまちづくりを進めているだけに、体験入隊に「外から見ていた自衛隊とはイメージが違うと思う。自衛隊の理解に役立ててほしい」と期待し、不慣れな集団生活を送る職員たちに「思い出に残る研修になれば」と話していた。

 総務部の藤澤成(なる)さん(22)は徒歩行進に、「雨も強かったので正直つらいけど、励ましてもらって頑張れた」と笑顔を見せ、「知らなかった自衛隊の活動も知ることができた」と意義を強調。市民環境部の西浦健斗さん(27)も「千歳出身で自衛隊は身近な存在だったが、何をしているか分からなかったので貴重な体験。みんなで訓練をやり遂げて、同期の絆も深まった気がする」と話していた。

 訓練を担当した11普連第6普通科中隊の髙正秀基中隊長(41)は、特にチームワークと時間管理を身に付けるよう要望。職員の仕事にも通じる極意で、「一人ではできないこともチームワークで助け合えばできるようになる。時間に追われがちな仕事も業務日程を立てて」と強調していた。

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