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根室新聞

根釧一体で"花咲線"存続へ 沿線地域連絡協議会が発足【根室】

花咲線の維持、存続に向け5日発足した根室本線花咲線対策沿線地域連絡協議会

 根室地方総合開発期成会(会長、長谷川俊輔根室市長)と釧路地方総合開発期成会(会長、蝦名大也釧路市長)による根室本線花咲線対策沿線地域連絡協議会が5日、発足した。根室管内とJR花咲線沿線の10市町と議会で構成し、会長には長谷川根室市長、副会長に蝦名釧路市長を選出。今後、沿線自治体で連携を密にし、花咲線の維持、存続に向けて協力や支援の在り方などを協議していく。

 協議会は花咲線沿線の根室管内1市4町と花咲線沿線の1市4町(釧路市、釧路町、厚岸町、浜中町、白糠町)の行政と議会、それに釧路総合振興局、根室振興局で構成し、道運輸局がオブザーバー参加している。

 花咲線の維持、存続に向けては根室、釧路両管内の開発期成会で特別委員会を設置し、連携しながら活動してきたが、昨年8月の意見交換会で連絡、調整を密にするため合同の会議体の設置が求められ、この日の協議会設立となった。

 会長に選出された長谷川根室市長は「花咲線は北方領土隣接地域と道央圏を結ぶ唯一の鉄路」と国策上重要な鉄路であり、加えて「通学や通院など住民の安全安心な生活交通、広域観光周遊ルートの形成などでも重要な役割を持つ」と、その必要性を示しながら「花咲線の維持確保対策など連絡調整、協議を行い、協力しながら進めていきたい」と述べた。

 この後、根室振興局の大内隆寛局長が、先月17日に行われたJR事業範囲の見直しに関する関係者会議の結果を報告するとともに、同席上でJR北海道が示した「経営再生の見通し」(案)について、同社の西野史尚副社長が説明。関係者会議でJR北海道の島田修社長が、鉄路維持を前提とした区間に対しても「廃線の可能性」があることに言及し、その後撤回したことについて「私どもの説明が足りず、大変な心配をかけたことを深くおわびしたい」と謝罪した。

 会議後、記者に囲まれた長谷川市長は、意見交換の中で、鉄路維持のための負担割合などが示されず、参加者から不満の声があったことを明らかにした。今後について「夏以降に国の支援についての大まかな方向性が示され、JRの経営再生の具体策も見えてくる。その段階で第2回を開き、具体的な協議が始まる」との見通しを示した。

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