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室蘭民報

旧室蘭駅舎周辺の憩いの場にSL移設で議論活発【室蘭】

「市民の願い」が反映されるか注目される青少年科学館のSL

 室蘭市青少年科学館の蒸気機関車(SL)を生かした地域づくりを話し合う「まちづくり協議会」の議論が新たなステージに移っている。市民意見を聞くワークショップ(WS)では、移設場所となる旧室蘭駅舎周辺(海岸町)を市民が集い合える「憩いの場」として再開発する意見が相次いだ。市教委は移設に向けた資金を確保するため今秋にインターネット上で出資を募る計画。今後、市側で意見の精査に入る。「市民の願い」が反映されるかが注目される。

 「SLを下から見られないか。昔の駅を感じられる工夫を」。6月28日夜に幸町の室ガス文化センターであった2回目の協議会となるWSで参加した班がこう提言した。

 この日は協議会メンバー31人が参加。6班に分かれ、地域の長所と課題を出し合った。「汽笛を鳴らし走っている様子を音で流すのはどうか」「限定ボルタを作る」といった視覚的要素を盛り込んだ観光面を軸とした仕掛けが大半を占めた。「駅舎内にカフェをつくってほしい」など駅舎と一体的な魅力向上を求める意見も出た。

 市は、2020年12月に(仮称)環境科学館・図書館が開館することに合わせ、SLを19年度内に旧駅舎横のぽっぽらん公園へ移す計画。全体事業費は約7千万円を見込む。鉄道遺産を活用した官民による駅舎一体のにぎわい創出を狙う。

 具体化するために、今年5月に地域づくり方策の意見を出し合う「まちづくり協議会」を立ち上げた。WSは市民アイデアを募る目的から、①にぎわいづくり②多くの市民に親しんでもらう観点で、男女世代別の「住民の声」を集約した。8月までに「報告書」をまとめる。

 青山剛市長は「(WSでは)ユニークなアイデアが出され、関心の高さを感じた。参加者からは新たな観光拠点として仕立てあげていきたいという思いが伝わってきた」と市民の思いを代弁する。

 SL移設には課題もある。最も重要となるのが資金面だ。市教委は公園整備を含め約7千万円を見積もる。財源は国の交付金活用を視野に入れ、今秋にネット上で出資を募るクラウドファンディングにより事業費(約100万円)を集めたい考えだ。

 ただ、どのくらいの金額が集まるか見通せていない。上屋など設計次第では事業費増も予想され、費用捻出がネックとなる。市教委の大澤明博主幹は「SLを市民の身近な存在として地域活性化の『シンボル』に位置付け、市民の思いを形にすることが大事」と話している。

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