北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

苫小牧民報

北極海航路の資材運搬船が苫小牧港に入港 ハブ港化に強い期待

苫小牧港・西港に入港した北極海航路の資材運搬船=26日午前9時ごろ

 北極海航路でロシア・ヤマル半島の液化天然ガス(LNG)基地にプラント建設資材を運ぶ新造運搬船「ビッグロール ビューフォート」(総トン数2万3134トン)が26日午前、寄港地の苫小牧港・西港に初入港した。午前10時から船内で行われた歓迎式典には、苫小牧港利用促進協議会会長の岩倉博文苫小牧市長など約30人が出席。パトリック・マーティン船長らに記念盾や花束を手渡した。岩倉会長は「北極海航路の船が初めて苫小牧に寄港したことは大きな一歩」と歓迎し、同航路の道内拠点港(ハブ港)化に強い期待を示した。

 同船は25日夜に苫小牧沖に到着。岸壁で地元関係者が待ち構える中、午前8時すぎにゆっくりと西港の港口から赤い船体を見せ、2隻のタグボートに誘導されながら南埠頭(ふとう)に着岸した。

 船上には基地の鉄骨や配管、機器などを一つに構成した「モジュール」を約5850トン積載。26日夕に苫小牧港を出港し、7月5日ごろにベーリング海峡で砕氷船と合流。世界最大のLNG基地があるヤマル半島のサベッタ港に同7日入港のスケジュールで航行する。

 2015年度からヤマルLNG基地へのモジュール輸送プロジェクトを進めている、プラント建設エンジニアリング会社・日揮の植木孝太ロジスティクスエンジニアは、今後の苫小牧港利活用の展望について「北極海航路に適応した粘性の低い船舶燃料の補給環境が、今後の航路誘致の条件の一つになる」と指摘。苫小牧港管理組合の幹部は「今後、出光興産と話し合いをしていきたい」と環境整備の検討を始める考えを示した。

 北極海ルートは、地球温暖化による海氷エリアの縮小により、ヤマル基地から東アジアへの夏期(7月~11月下旬)のLNG輸送などに活用できるのが特長。スエズ運河を経由する南回りルートと比べて航行距離を3~4割を短縮できるほか、船舶の二酸化炭素(CO2)排出量も約3割削減。さらにスエズ運河経由の際に懸念される海賊リスクも解消できるメリットがある。

 北極海航路の活用は、国の港湾戦略における最重要課題の一つに位置付けられており、道内では北海道経済同友会や道開発局など官民組織でつくる「北極海航路研究ワーキング」などが、苫小牧港のハブ港化を目指して活動を進めている。苫小牧の港湾関係者も今回の寄港を足掛かりに実績を積み上げたい考えで、今後も情報収集などに取り組むとしている。

関連記事

十勝毎日新聞

あふれる菜の花 黒田農場【音更】

 菜の花畑が満開となった音更町の黒田農場(下士幌48、黒田浩光さん経営)で18、19日、観賞イベントが開かれ、来場者はトレーラーの観覧車から、黄色いじゅうたんを敷き詰めたような景観を楽しんだ。 ...

十勝毎日新聞

「J」へ開幕戦勝利 スカイアース【幕別】

 社会人サッカーの第42回道リーグ(北海道サッカー協会など主催)が19日、幕別運動公園陸上競技場などで開幕した。Jリーグ参入を目指す北海道十勝スカイアース(高勝竜監督)が日本製鉄室蘭に1-0で...

十勝毎日新聞

ブラジルのダンスに笑顔 幼児、異文化触れる【帯広】

 外国の文化に触れる未就学児向けイベント「キッズ・プレイグラウンド」が18日、帯広市内の森の交流館・十勝で開かれた。親子ら約20人が参加し、ブラジルのダンスなどを楽しんだ。  帯広畜産大学の...

函館新聞

土方熱演、迫真の殺陣 箱館五稜郭祭開幕【函館】

 戊辰戦争終結150周年・第50回記念箱館五稜郭祭が18日、開幕した。五稜郭タワーアトリウムでは、初日のメインイベント「第32回土方歳三コンテスト全国大会」が開かれ、ゲスト審査員として俳優...

函館新聞

交流拠点と船お披露目 「岩部クルーズ」6月から運航【福島】

 【福島】岩部地区交流センター(岩部65)のオープンセレモニーが18日、同所で開かれ、鳴海清春町長や来賓ら34人が6月から始まる「岩部クルーズ」の交流拠点の機能を持つ同センターのオープンを...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス