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根室新聞

種苗生産3年目のホッカイシマエビ【根室】

水槽飼育で1センチほどに成長している稚エビ

 根室市水産研究所は今年で3年目となるホッカイシマエビの種苗生産に着手している。現在は5月下旬から6月にかけてふ化した全長約1センチの稚エビが14基の水槽で飼育されている。今年も3カ月間飼育を行い、全長3センチほどまで成長させてから放流を行う予定となっている。

 ホッカイシマエビの種苗生産は、浜からの要望や、これまで取り組んできた花咲ガニの種苗生産で、一齢期稚ガニ(甲長2ミリ)での放流など、生産技術がある程度確立され、水槽の有効活用を含めた取り組みとして、2年前から行っている。

 今年も太平洋側、オホーツク海側など市内各漁協からの協力を得て、5月中旬に昨年と同じ160尾の親エビを採捕。5月下旬から6月上旬にかけてふ化した。1尾400個ほどの卵を持っているため、推定約6万4,000尾でのスタートとなり、水槽は2トン水槽が昨年より2基増えて10基、1トン水槽は昨年と同じ4基の計14基に分けて飼育されている。

 過去の試験では、水温の違いによる成長を見るため水槽ごとに水温を変えて飼育を行った。高水温の方が成長は良いが共食いが激しく、低水温の方が個体数を多く残せることが分かり、どちらを優先するかが課題となっている。経費を抑える課題や、稚エビ生産を多くしたいとの考えから、今年は隠れ家となるシェルターを多く使用して飼育を行っている。

 また、稚エビは光に集まる習性があり、過去には光が当たる部分の稚エビの密度が高くなるなど、スペースを十分に活用できなかった。極端に光の当たる場所をなくし、共食いの危険性を下げるためにも密度を分散するように心がけて飼育を行っているという。

 工藤良二水産指導主幹によると、稚エビは現在平均全長1センチほどで、「今年も約3カ月の飼育を行い、体長3センチ種苗で3万尾を目指して取り組んでいく」としており、3センチほどに成長した段階で、採捕を行った沿岸の藻場へ放流を行う予定となっている。

 さらに、毎年ふ化前の親エビを採捕して種苗生産をしていたが、より確実に確保するために、採捕された親エビを用いて、水槽内で交尾、産卵させ来年の種苗生産用の親エビとして使用する試験も計画しているという。

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