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苫小牧民報

ウトナイ湖に展望台、来年3月オープン 苫小牧の魅力発信、観光振興に

ウトナイ湖側から見た展望台の完成予定図(苫小牧市提供)

 苫小牧市は、ラムサール条約登録湿地ウトナイ湖が見渡せる高さ17メートルの展望台を道の駅ウトナイ湖(植苗)近くに建設し、来年3月にオープンさせる。エレベーター付きの3階構造で、9月から本格工事に着手する。苫小牧が誇る自然の魅力を発信し、観光振興にもつなげる考えだ。

 展望台の整備は、新千歳空港の深夜早朝時間帯(午後10時~午前7時)の発着枠拡大に伴う道の地域振興策の一環。設計や建設の事業費は約1億8000万円で、道が9割、市が1割を負担する。

 市の計画によると、展望台は道の駅ウトナイ湖の南側に建設。道の駅から湖畔へ向かう歩道に隣接させる。建物は鉄筋コンクリート造り、延べ床面積は約260平方メートルで、屋上を備えた扇形の3階建てとした。

 1階には作品展示が可能なホールを整備し、屋上からウトナイ湖の風景を捉えたライブカメラの映像などを流すモニターも設置する。2階は湖畔側をガラス張りにした展望ホールの他、乳幼児用の玩具をそろえたキッズスペースや授乳室も設ける。展望デッキは3階と屋上に設け、風を感じながら眺望を楽しめる造り。車椅子利用者の来館も想定してエレベーターで各階をつなぎ、通路にゆとりを持たせる。

 国の特別鳥獣保護区にも指定されるウトナイ湖は国内屈指の渡り鳥の中継地で、多様な動植物が生息する優れた環境を保つ地域。このため、展望台の建設に当たり、市は環境省や日本野鳥の会と協議しつつ、環境への影響を注視しながら作業を進める。景観にも配慮し、湖に面した施設の外壁には木質系の素材を活用する。

 環境保全の重要性を伝える場としての他、年間75万人以上が訪れる道の駅ウトナイ湖もさらなる誘客効果に期待。西村宏基駅長は「これまで見たことのないウトナイ湖の魅力を感じてもらえると思う。来年の道の駅開業10周年の弾みにしていきたい」と話し、新たな観光スポットのオープンを心待ちにしている。

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