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十勝毎日新聞

大樹高の高野教諭「作家」デビュー 営業マンから転身【大樹】

出版した本を手にする高野教諭

 大樹高校(金田英司校長、生徒155人)の高野圭教諭(33)が、民間企業の営業職からの転身や、実験を活用した理科授業について紹介した本「たのしく教師デビュー」(仮説社)を出版した。「新人でも教員生活を楽しんでいる姿や手法が少しでも参考になれば」と、書きためてきた経験をまとめた。

 高野教諭は1984年千葉県生まれで、芝浦工業大工学部卒業後、大手音響機器メーカーに就職。その後、明星大通信教育部で教員免許を取得し、2014年石狩翔陽高校で教師に。大樹高校には今年赴任した。

 執筆のきっかけは、初任地で色彩検定の受験をサポートした生徒から、自作した問題集に載せた文章を「読んでいて楽しい。出版できそう」と言われたこと。授業をする姿が「楽しそう」と生徒から言われることも多かった高野さん。その後、経験を書きためた文章を自費で5冊製本し、恩師や出版社に送ったところ、単行本としての刊行が決まった。

 高野教諭を支えるのが、通信教育のスクーリング(短期通学)で出合った「仮説実験授業」という手法。出版社の仮説社も同授業の関連書籍を多く扱い、高野教諭も同社の雑誌に授業研究などについて以前から記事を載せていた。

 仮説実験授業は、最初に問いを生徒に投げ掛けて予想を立てさせ、実験しながら理解を深めさせる。例えば物理では、「原子がもし目に見えたら空気はどう見えるか」などと聞いて実際に絵に描かせ、分子の模型を1立方メートルの枠内につるすなどして体感させる。

 高野教諭によると、「昔の科学者の実験を追体験してもらう」手法で、提唱した教育学者(故人)は科学史の専門家という。道内にも研究グループがあり、教材や教え方など「多くの人の蓄積があり、再現性がある。誰でもまねできるのが良いところ」と話す。

 「音楽が好き」で音響機器メーカーに勤め、学生向けの企業説明会などで「若い人に教えるのは楽しい」と感じて教員を目指した高野さん。今月町内で行われた星空観察会の講師も務め、「『宇宙のまち』の盛り上げにも貢献したい」と大樹での暮らしも楽しむ。

 書籍は四六判、224ページ。1800円。10日に初版1500部が発売され、書店やインターネットなどで扱っている。

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