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日高報知新聞

北海道一の朝食を卒論に【新ひだか】

【新ひだか】宿泊施設が提供している朝食で2年連続北海道1位に選ばれた静内エクリプスホテル=静内吉野町3=をテーマにした卒業論文の作成のため、江別市の北海道情報大学経営情報学部先端経営学科の学生が29日から3日間、同ホテルに滞在しながら調査・研究を行っている。

 静内エクリプスホテルは楽天トラベルが主催する「朝ごはんフェスティバル」で、平成26年から3年連続で北海道2位、昨年から2年連続で北海道1位となっている。

 卒論を作成しているのは、昨年8月に新ひだか町の観光産業について学ぶため、ゼミ合宿で来町した庄田健佑さん(4年)。

 庄田さんは合宿の際に静内エクリプスホテルに宿泊した縁や福沢康弘准教授の助言もあり、函館市など全国的な観光地や多くのホテルがある札幌市などを抑えて、口コミを中心に1位に支持されている同ホテルの成功の要因を卒論のテーマとしている。

 これまで6月にテーマを設定し、7月に大学内で計画発表会を行っている。同ホテルの石川兼吾社長の協力もあり、今回は調理スタッフと共に朝食の調理や後片付けを体験。併せて朝食に力を入れた理由や北海道1位に選ばれて変わったことなどを調査している。

 実際に働いてみた感想について、庄田さんは「一つひとつに愛情を込めて、調理以外にも丁寧にやっていることが印象的だった。他のホテルと違い、主婦の方たちが作っているので、これまで作ってきたものを提供している。それも良い意味で手間を掛けていて、いろいろなところで工夫が見られた」と話した。

 卒論は来年2月に完成予定で、ホテルや新ひだか観光協会にも提出する。庄田さんは「石川社長や従業員の方の話を聞いて、新ひだか町の町史なども調べ、このホテルの歴史も含めてどう変わってきたのかを見ていきたい」という。

 自身は事務機器の卸売業に就職が内定しており、「お客さんの役に立てることを日々していけるようになりたい」と抱負を話している。

 庄田さんに同行している福沢准教授は「従業員のモチベーションをいかに保っているのかが成功のポイントだと思うので、そういうところを解明していってもらえれば、人間がどういうときにモチベーションが上がるかにもつながっていくと思う」。

 受け入れている石川社長は「若い人がこのホテルをどう見ているのかが分かるのは貴重なので、卒論を今後の経営に生かしていければ」と論文の完成を期待している。

静内エクリプスホテルで朝食の仕事を体験する庄田さん

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