北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

苫小牧民報

ヒメマス釣果、歴代2位 前年同期比2.9倍、今季漁期終える-支笏湖

2018年は過去2番目の釣果となった支笏湖のヒメマス

 千歳市と支笏湖漁協は、6月1~8月31日で漁期を終えた市内支笏湖でのヒメマス(支笏湖チップ)釣りの釣獲調査結果をまとめた。今季は、前年同期に比べて約2.9倍の15万5450匹。現行の調査を開始した1998年以来、過去最多だった2014年の15万8741匹に次いで、歴代2番目に多い釣果を記録した。15~17年は10万匹を下回っていただけに、4年ぶりに15万匹の大台に乗った。出漁ボート1隻当たりの平均釣果は28.4匹に上り、過去最多だった。

 市と支笏湖漁協が貸しボート店や釣り人から聞き取った結果をまとめた。解禁期間は毎年6~8月の3カ月間。今季の出漁ボート数は、前年同期を164隻上回る5478隻。

 今季は6月の解禁から、好調な滑り出しを見せた。スタートの6月は前年同月の3倍近い7万2389匹となり、7月は3倍以上の6万797匹、8月も約2倍の2万2264匹だった。7、8月はそれぞれ、単月としては過去最多の釣果。低い水温を好むヒメマスは、水温が上がる7、8月には釣果が落ち込む傾向にある。雨や曇りの多い天候が影響したのか、今季は期間を通して一定の釣果があった。

 今季は23センチ前後の3年魚が約4割、25~27センチの4年魚が約6割。サイズはやや小ぶりだった。支笏湖温泉で飲食店を営む、支笏湖漁協の福士國治組合長は「当初は心配だったが多く釣れて良かった」と話す。「フライや塩焼きに使える大きさが多く、刺し身には魚体がやや小さいが、数が釣れたので問題はなかった」として来年の好調持続にも期待していた。

 市観光スポーツ部の小田賢一部長は「湖水まつりなどの市内イベントでも塩焼きを販売し、皆さんに味わっていただくことができた。今年の豊漁はとても喜ばしい」と笑顔を見せた。

 今年の豊漁の要因について、北海道立総合研究機構さけます・内水面水産試験場(恵庭市)の担当者は「昨年の調査では2年魚が多かった。何らかの要因で生き残りが多く、釣果の資源として反映されたのだろう」と推測した。

 支笏湖では15年の7万6906匹、16年の4万432匹、17年の5万4512匹と、釣果が10万匹を割る年が続いていた。釣果の主力は、14年は3年魚、15年は4年魚が7割、16年は5年魚が8割を占めていた。

 14年に3年魚だった世代の魚が「卓越年級群」として突出して個体数が多く、餌となるプランクトンを多く食べたことで、次世代の魚の生き残りや生育に影響した。

 今季は卓越年級群の影響から脱したとみられる。千歳市の担当者は「今季は4年魚と3年魚の釣果のバランスが良かった。来季も釣果は好調なのではないか」と期待している。

関連記事

十勝毎日新聞

柴田牧場の看板も なつぞらロケ地25日公開【新得】

 新得NHK連続テレビ小説「なつぞら」の町内のロケ地が、25日から一般公開される。主人公「なつ」の心象に刻み込まれた牧草地など、ドラマのイメージそのままの風景が広がる。  公開を始めるのは新得...

十勝毎日新聞

畜大にパン開発講座 「敷島」と連携発展【帯広】

 帯広畜産大学と大手製パン会社の敷島製パン(名古屋)は23日、製パンに関する共同研究講座を設置したと発表した。これまでの連携を発展させ、北海道発のパン開発や国産小麦拡大による食料自給率向上を図る。...

十勝毎日新聞

村にアート体験出前 武蔵野美大と契約【中札内】

 中札内村教育委員会は、武蔵野美術大学(東京)と産学共同プロジェクトの受託研究契約を結んだ。8月には村内の小中学校でワークショップを行うほか、黒板に作品を描く「黒板ジャックライブ」を道の駅なかさつ...

函館新聞

遺愛ホワイトハウス一般公開始まる 24日まで【函館】

 遺愛学院(福島基輝校長)で23日、同学院内にある「旧宣教師館(ホワイトハウス)」の一般公開が始まった。市民ら約80人が来場。同校生徒が案内し、歴史を感じさせる館に思いを馳せながら施設内を見学し...

函館新聞

弁天町の商家「太刀川家」貸室とゲストハウスに【函館】

 函館市弁天町15にある国の指定重要文化財(重文)「太刀川(たちかわ)家住宅店舗」と隣接する市景観形成指定建築物「太刀川家洋館」が、バンケットルームとゲストハウスとして貸し出しを始めた。所有する...