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函館新聞

鹿部町大岩のホタテ養殖、相次ぐ自然災害で打撃【鹿部】

7日に海中から引き揚げられたホタテ養殖のロープ。貝がロープ1本1本にびっしりついている(鹿部漁協提供)

 【鹿部】今月相次いだ自然災害で、鹿部町大岩地区のホタテ養殖が打撃を受けた。現時点で台風か地震か原因は特定されていないが、順調に育っていた貝や資材が全滅状態。鹿部漁協は被害額を「貝だけで5000万円に上る」と見込んでいる。

 被害を受けたのは、大岩地区の陸から約2キロの沖合にある養殖施設。長さ300メートルの「幹網」1本につき貝を固定しているロープが1000本ついており、この幹綱が6本あるため、計6000本のロープが海中にあった。ロープ1本には5月に耳吊りした貝が約300枚(約25キロ分)固定され、来年2月の出荷を待っていた。

 4日の台風後には、ロープにつけられたフロート(浮き)の列が一直線に整っていたことが確認されている。だが、6日の地震発生後はフロートが幹綱の片側に寄り、ロープが団子状に絡まっていたという。

 貝は合わせて12軒分。8センチほどと順調に成長していたが「商品にはならない」と、7日にロープを台船に引き揚げた。ロープは6000本全てを廃棄処分せざるを得ない状態だ。

 大岩以外にも貝の脱落が報告されているといい、さらに被害が広がる可能性もある。同漁協の長谷川栄毅専務は原因について「漁業者には『地震で潮の流れが変わったことが理由ではないか』と聞いたが、台風で施設が弱ったところに地震が発生したせいかもしれないし、断定はできない」と話している。

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