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函館新聞

地震で飲食業ダメージ大 シエスタで客呼び戻すキャンペーン【函館】

ポスターを手に「頑張ろう北海道復興支援キャンペーン」をPRするシエスタハコダテのスタッフ

 胆振東部地震が起きた6日以降、函館市内の飲食店では客足が遠のき、大きな影響が及んでいる。観光客の減少に加え、市民の相次ぐ宴会のキャンセルなどが要因。こうした中、函館市本町のシエスタハコダテ地下1階で、飲食テナント12店が入居する「シエスタキッチン」は客を呼び戻そうと、15日から割引サービスなどをそろえたキャンペーンを展開。「普段通りの生活に戻り、外出を楽しんで」とPRしている。

 「大地震以降に予約があった宴会はほぼ中止。海外客の来店などでせっかく売り上げが好調だったのに、相当な影響が出た」。市内で居酒屋3店を経営する「活魚料理いか清」の室田秀文社長は、頭を抱える。

 6日以降、3店で予約があった宴会を合わせると、約300人分がキャンセル。見込んでいた150万円程度の売り上げが消えた。個人客の来店も減っていたが、13日から少しずつ戻りつつあるという。

 26店が軒を連ねる函館市松風町の屋台村「大門横丁」も震災以降、客足が途絶えた。9日に全店が通常営業に戻ったが、運営する「はこだてティーエムオー(TMO)」は「観光客だけでなく地元客も減った。震災前と比べると、客足は8割落ち込んだ」とする。

 観光客に比べて地元客が多く訪れるシエスタハコダテも影響を受けた。パン店など一部は、当面の食料を確保しようとする客の姿が多くみられたが、ビルを運営するSPC函館本町開発によると、6日以降の全体の客数は前年の8割にも及ばないという。

 市民に外出を控えるムードが広がる中、「このままでは市内の飲食業界が崩壊してしまう」と危機感を持った同社は、13日のテナント会で対応を協議。来店を促そうと「頑張ろう北海道復興支援キャンペーン」と銘打ち、1~3階の無印良品で、税込み1000円以上購入したレシートをシエスタキッチン各店で提示すると、5~10%の割り引きが受けられるなど多彩な特典を用意した。

 キャンペーンは10月末まで。売り上げの一部を寄付し、胆振東部地震の被災地の復興支援に役立ててもらう。同社の布村隆二社長は「外出することで家庭の節電にもつながる。こういう時こそ市民に普段の生活を心掛けてもらい、キャンペーン効果を市内に波及させたい」と話している。

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