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十勝毎日新聞

音更駅が「復活」 十勝晴駅にミニチュア【音更】

音更駅のミニチュアを手にする穂積さん。右は手前が幌加駅、奧が十勝三股駅

 私設の鉄道資料館「十勝晴駅」(音更町柳町南区12、穂積規さん運営)で、旧国鉄士幌線の音更駅のミニチュアがコレクションに加わった。物流の拠点として音更の発展に関わった同駅。穂積さん(57)は「往時を思い出し、懐かしんで」と話す。

 十勝晴駅では、全国の鉄道ファンや関係者から譲り受けた1万点余りのコレクションを展示している。現在も全国の鉄道愛好家が定期的に訪れ、客車、駅舎などの鉄道模型やジオラマを製作している。

 再現された音更駅は縮尺80分の1。帯広市内に住む鉄道模型愛好家の男性会社員(50)が3カ月かけて製作を進め、今月上旬に完成した。士幌線廃線後の1987年8月に発刊された記念誌「北の鉄路-士幌線の63年」(帯広市、音更町、士幌町、上士幌町の共同編集)に掲載されている、当時の駅舎の写真を参考に忠実に再現した。

 駅舎は木造で、「はめ板」はペーパークラフトで凹凸を表現。屋根のくすんだブルーの色調も、当時のたたずまいのままだ。

 穂積さんは小学時代は帯広に住み、音更の親戚の家に行ったり、ボーイスカウトの夏のキャンプで糠平に行く際によく士幌線を利用したという。「(廃線から)30年たって音更駅に出合えるとは夢にも思わなかった。忘れていた思い出が一気によみがえるほどの完成度」と目を見張る。

 十勝晴駅には既に、士幌線終点の十勝三股駅、幌加駅のミニチュア(同じ縮尺)のコレクションがあり、穂積さんは「士幌線の全11駅がそろえば、素晴らしい」と話している。

 十勝晴駅の開館日は毎週日曜日午前10時~午後6時。入場無料。

<旧国鉄音更駅>1925(大正14)年12月、音更町大通6に開駅。駅舎は木造平屋建て。2線の相対式ホームで、JAおとふけや畜産センターへの専用線もひかれ、旅客や農畜産物の物流拠点だった。士幌線廃線の87年3月22日に廃駅となり、解体された。89年に町が交通公園として再整備し、現在に至っている。

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