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室蘭民報

縄文の豊かな森を…伊達緑丘高の1年生が植樹【伊達】

アイヌ文様刺しゅうに取り組む女性たち

 伊達緑丘高校(桑井美彦校長)の1年生約140人が25日、世界文化遺産の2020年国内推薦候補に決まった「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する国指定の史跡・北黄金貝塚公園(北黄金町)で、貝塚の丘に縄文時代から植えられていた樹木種の苗木を植えたり、発掘作業を体験した。

 同校は縄文時代の遺跡・稀府5遺跡の上に建設されたのをきっかけに2003年(平成15年)から毎年、縄文学習に取り組んでいる。今回は市教委の学芸員らが講師を務め、同遺跡群について説明した。

 縄文期の景観に近づくよう植樹を進める貝塚北側の丘陵地では、生徒が種まきをして同公園で育ったカシワやミズナラなどの苗木を一人1本ずつ、スコップを使って植え込んだ。

 8月の縄文まつりにボランティアとして参加するなど意欲的に学んでいる木村このみさん(16)は、「縄文は教科書で知るだけの存在でしたが、貝塚などに触れ、自分の中で身近な存在に変わりました。数十年後には豊かな森になってほしい」と話した。

 同校は、高校で教える内容を定める学習指導要領の次期改訂を見据え、本年度から「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指し、事前の学習で地域資源としての縄文文化をテーマにしたグループ協議に取り組むなど力を入れている。現在の1年生が2年生になる来年度からは、三つの分野別に縄文やジオパークを通した防災・減災、まちづくりなど、生徒が興味を持った課題をより探究できるようにするという。

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