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苫小牧民報

ヒメマス親魚捕獲進む 支笏湖漁協、下旬から採卵へ

ふ化場で行われた採卵用ヒメマス親魚の水揚げ作業

 支笏湖漁協はヒメマス親魚を捕獲する作業を千歳市支笏湖ヒメマスふ化場で開始した。ふ化・養殖事業に用いる卵を確保するため今年は雄2000匹、雌2000匹を捕獲予定。回帰の遅れはあったものの、定置網にかかる親魚の数は多く、作業は順調だ。

 支笏湖のヒメマスは毎年秋になると、同漁協近くを流れて支笏湖にそそぐシリセツナイ川の水に誘われて岸に接近する。同漁協はこの習性を生かして築港内に小型定置網を設置し、親魚を捕獲する。今年も8日に網を設け、翌9日から水揚げを開始した。

 10日も午前9時半ごろから漁協の組合員や職員ら4人で作業を行った。前日から一晩置いた定置網内には、婚姻色の濃い紅色に魚体を染めた魚がぎっしり。たも網ですくい容器に移すと、勢いよく体をくねらせて水しぶきを飛ばした。

 放流年を識別するため、ひれ切りの痕跡を確認して記録した上で、雌雄別に蓄養池に放した。卵が成熟して採卵に適するようになるまで、10日間ほど泳がせる。

 捕獲したのは4年魚が中心で、体長は25~28センチ。採卵作業は今月下旬に開始し、来年の放流用に約20万粒を確保する。水揚げは12日まで行う。同漁協担当者は「今年は接岸が遅れて例年より水揚げが1週間ほど遅れたが、順調に回帰している」と話した。

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