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日高報知新聞

全国名門農家抑えトップに【新ひだか】

畑端博志さん(前列中央)、俊樹さん(左隣)の快挙達成をバンザイで喜ぶ関係者たち

【新ひだか】11日から15日にかけ東京食肉市場で開かれた「第47回全畜連肉用牛枝肉共進会」で、みついし和牛肥育組合長の畑端博志さん(63)=三石本桐=の出品牛が最優秀賞を受賞した。全国一の牛を生産した畑端さんは「入賞できればと思っていたが、全国の名門農家が出品する中、まさかトップになれるとは」と快挙を喜んでいる。

 同共進会は、全国畜産農協連合会(全畜連)が主催する本年度の農林水産祭参加行事で、黒毛和種雌牛と同去勢牛の部がある。

 今回の共進会は雌牛の部で、全国各地から申し込みのあった候補牛の中から選抜された40頭が出品された。

 全畜連肉用牛枝肉共進会では平成26年に新ひだか町和牛センターが優秀賞1席を受賞しているが、最優秀賞は初めて。

 道内からは畑端さんが生産、肥育した2頭のみの出品で、雌らしい体型や肉質などを審査。最優秀賞を受賞した「ばるばろ号」(父・美津照重、母・ひめひさ、母の父・百合茂)は、格付がA5、霜降り度合いを示すBMSが「12」で、ともに最高評価を受け、185万3200円(1㌔4100円)で取り引きされた。

 今後は農林水産大臣に褒賞の授与が申請され、天皇杯等三賞受賞候補として農林水産祭に推薦されるとともに、東京都知事賞などの授与も申請される。

 過去に、全国規模の名人会肉用牛枝肉研究会で2回連続最優秀賞やみついし牛枝肉共励会で3度の最優秀賞を受賞している畑端さんにとっても、今回の受賞は「格別」という。

 畑端さんは現在、繁殖、肥育、子牛の計180頭ほどを飼育。肥育は二男の俊樹さん(29)が担当し、ばるばろ号の母・ひめひさは、平成25年夏に俊樹さんが安平町早来の素牛市場で繁殖用に競り落とした。

 俊樹さんは「血統は良かったが絶対にほしいというわけでもなかった。ただ、子どもたちはみんな優秀なのですごく運が良かったと思う」と振り返る。

 ばるばろ号の血統も俊樹さんが考えたもので、「イメージ通りの肉質になってくれた。牛づくりはほとんどが失敗の連続。思うように育てられなかった牛も多かったので、今回受賞できて良かった」と話し、「今回はみついしを代表してみんなで取った賞。これからが大事で、またこの賞をもらえるような牛を育てていきたい」と抱負を話していた。

 今回の快挙はみついし牛ブランドの知名度向上にも貢献。畑端さんは「一般のバイヤーに対しても一段上のセールスポイントができた」と話し、「若い生産者も多いし、それぞれが勉強してきたことを仲間うちで隠さず共有し、みんなで良いものを生産するよう努めてきた。今回の受賞で『次は自分も』と思ってもらえたら」と期待している。

 17日夜には三石本桐の「焼鳥とびやま」で祝賀会が開かれ、みついし農協の酒井薫組合長や肥育組合員ら関係者が大勢駆け付けて畑端さんを祝福した。

 酒井組合長は「最優秀賞、しかも1キロ単価4100円という過去にない高単価で、大変おめでたいことだし名誉なこと」とたたえた。

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