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日高報知新聞

高度ICT農業活用を学ぶ【新ひだか】

岩見沢市のICT利活用について講演する黄瀬さん

【新ひだか】日高地区情報化推進議員ネットワーク(会長・竹中進一新冠町議)のICT(情報通信技術)セミナー「ICT利活用による地方創生~産業分野(農業)における取組み~」が10月27日、地域交流センターピュアプラザで開かれ、道内の先進地・岩見沢市の取り組みを学んだ。

 同ネットワークは、ICTのインフラ整備が遅れている管内の高度情報化の整備促進を図るため、平成26年に発足。以来、総務省地域情報化アドバイザー派遣(ICT人材派遣制度)を活用して講師を招き、ICTに関するセミナーなどの勉強会を開催し、今年は「産業とICTの利活用」をメーンテーマに活動している。

 この日は管内各町の町議や担当職員、道総合通信局、日高振興局の職員ら23人が参加。開会で竹中会長は「光回線の整備とともに、ICTを利活用する第4次産業革命とも言われている、この時代にふさわしい地域を作り上げていくために皆さんと勉強したい」。来賓で日高町村会長の坂下一幸様似町長は「私たちが気づいていない新しい視点を与えてくれたら」とそれぞれあいさつ。

 講師は岩見沢市企画財政部情報政策推進担当次長の黄瀬信之さん。同市は平成5年ごろからICT活用による「市民生活の質の向上」と「地域経済の活性化」をテーマに全国の地方自治体に先駆け高度ICT基盤を整備し、教育や医療・福祉など幅広い分野における利活用を進めている。

 また、新たな産業創出に向け、企業誘致や創業支援を進めた結果、これまでに63社の企業進出と延べ907人の地元雇用創出など成果を挙げている。

 黄瀬さんは道内一の米どころと言われる同市農業分野のICT利活用について、市内営農者で構成する「いわみざわ地域ICT農業利活用研究会」との連携事業を紹介。

 市内13カ所に「気象観測装置」を設置し、より詳細な天候や収量予測、病害虫予測、地表面温度、土壌水分量などが分かる「気象システム」や、GPS補正用基地局を設置してトラクターの走行ルートや投肥、投薬の最適化を図り、未熟練者へのサポートにもなる「高精度位置情報システム」などの運用例について解説した。

 ICT利活用推進のポイントとして、①市民の声を反映②産学官連携による体制構築③市関係部局連動による利活用―を挙げ、「産業の農業だけで(ICTを)使うのはコスト的にきついので、(防災、除排雪、健康などでも利用できる)一石三鳥、四鳥になるよう、いろいろな分野で連携することが重要」と話していた。

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