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根室新聞

画家・茂木幹作品収蔵「慟哭の森美術館」閉館へ【根室】

11日の公開を最後に閉館する慟哭の森美術館

 根室を拠点に北方の自然を描いた画家・チヌカルコロ(故・茂木幹さん)の遺作を展示する私設美術館「慟哭の森美術館」が、11日の一般公開を最後に閉館する。茂木さんの長女・桐澤藍根さん(79)と、夫で館長の桐澤享さん(83)が平成9年に開設して以来管理していたが、高齢となり維持に不安を感じて閉館を決めた。最後に「遺作や美術館を引き継いでくれる人がいれば」と関心を持つ後継者を求めている。

 「チヌカルコロ」はアイヌ語で北極星の意味。群馬県出身の茂木さんは昭和4年に根室へ移住し、歯科医院を営みながらその名で画家活動を行っていた。根室をこよなく愛する画家として、野山の風景を500点以上の油彩に遺し、平成8年に享年92歳で死去した。

 このとき茂木さんの娘婿で館長の桐澤享さんが、私設美術館として茂木さんのアトリエだった明治町2丁目の家屋を改造し、平成9年に創設。室内には三つの展示室があり、作品を入れ替えながら展示していたが、開設から21年が経過した現在では、月に一度の開館に足を運んでいた愛好者らも高齢となり、今年6回行った開館日の来館者も少なかった。

 美術館2階には小さなサイズのものから、1,000点近い油彩やデッサンが眠っており、桐澤館長は「根室の風土を描いた貴重な資料になる。処分するのはもったいない」と話す。後継者がいれば遺作と建物、土地のできれば美術館まるごと譲りたい考えだが、今のところそういった情報はなく、自身の健康も考えて「終活の一部です」と寂しげに語っていた。

 最後の開館は11日午前10時から午後5時まで。入場料は100円で、駐車スペースがないため公共交通機関の利用や最寄りの明治公園などへ車を停めての来館を呼び掛けている。

 問い合わせは、桐澤さん(℡0153-23-2329)へ。

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