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室蘭民報

100年目で当主交代、日鋼・瑞泉鍛刀所で吹子祭り【室蘭】

堀井刀匠(左)から佐々木刀匠(右)に当主が引き継がれた瑞泉鍛刀所「吹子祭り」

 日本製鋼所室蘭製作所・瑞泉鍛刀所の「吹子(ふいご)祭り」が7日、室蘭市茶津町の同鍛刀所で行われた。鍛刀所の設立100年目の節目に合わせ、4代目当主の堀井胤匡(たねただ)刀匠(64)から、佐々木胤成(たねしげ)刀匠(46)へ当主交代が行われた。

 火をおこす鞴(ふいご)などの道具や火の神に感謝を捧(ささ)げる伝統儀式。同製作所の岩本隆志所長ら役員など約20人が参加。神事で堀井刀匠が「今年は357組3124人が来所し刀剣8口を納めた。日本刀制作技術の向上、技能の伝承に努める」など1年間の活動を報告した。

 神事の後、当主交代式が行われ、岩本所長立ち会いの下、堀井刀匠から佐々木刀匠に、伝達文と当主の証しである烏帽子(えぼし)が手渡された。岩本所長は「室蘭製作所も新生に向かい前進していく。鍛刀所とともに発展していきたい」と述べた。

 当主として最後の吹子祭りを終えた堀井刀匠は「ずっと堀井家が受け継いできたが、(堀井家以外が当主になるのは)時代の流れ。博士号の知識を生かし、さらなる技術向上に期待しています」と安どを浮かべた。

 5代目当主となった佐々木刀匠は「次の世代に技術を引き継ぐのが当主の役目。まだまだ未熟だが、一層刀の理解を深め、後進へ確実に技術を伝えていくとともに、歴代当主の名に恥じない作品を残していきたい」と気を引き締めた。

 同鍛刀所では100周年を記念し、21~23日の日程で、単独では初となる一般公開(午前10時~午後3時)を実施する。

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