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室蘭民報

高橋知事が温泉街の復興視察、第一滝本館を訪問【登別】

南社長の案内で客室を見学する高橋知事(左端)

 高橋はるみ知事が7日、登別入りして、今年で創業160周年を迎えた第一滝本館(登別温泉町)を訪れた。南智子代表取締役社長、小笠原春一市長らと胆振東部地震の影響について意見交換した。高橋知事は「道ができる支援や国への要請、市にやってもらうことなど、今回の震災を教訓として取り組まなければならない」と述べた。

 地域訪問の一環。胆振東部地震からの復興状況視察のため、同ホテルを訪れた。初めに高橋知事は、7月14日にリニューアルオープンした東館の客室を見学。南社長の案内で、ペットの犬と一緒に滞在できる部屋を訪れた。高橋知事は「きれいな部屋ですね。楽しく過ごせそうです」と笑顔を見せた。南社長は「道外のお客さまにもたくさん利用いただいています」と応じた。

 続いて本館に移り、9月の地震発生後の状況について意見を交わした。同ホテルは地震発生後に大浴場や冷蔵庫が使用できなくなるなどの被害を受けたが、南社長は「JRなどが動いておらず、帰られないお客さまがたくさんいた。カレーライスや三平汁などを用意した。ただ、避難所として機能するためには非常用電源が必要」と話した。

 災害時に備えたBCP(事業継続計画)の策定を進めていることも説明した。高橋知事はおととしに北海道を直撃した台風被害にも触れて「『必ず来る』と思って対応することが重要。BCPをつくっていただく必要がある。温泉街を訪れる観光客が安心できるように協力いただきたい」と述べた。

 小笠原市長は「今回の地震では、行き場のなくなったFIT(海外個人旅行)客を、温泉街の宿泊施設が協力して受け入れた」と説明。高橋知事も「一歩一歩前に進むことが大事。地域の同業者との協力、共通認識を高めてほしい」と呼び掛けた。

 同ホテルによると、11月に入ってからは前年を上回るペースで予約が入っているという。また、道内客が10%伸びていることから、国の観光支援補助金・北海道ふっこう割の効果が出ているとみている。南社長は「地震が発生して、すぐに従業員が駆け付けてくれた。子どもを避難所に預けてホテルに来た人もいる。フェリーで食材を届けてくれた業者さんもいる。たくさんの人に支えられた。本当にありがたいです」と話した。

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