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室蘭民報

洞爺中の毛利さんが少年の主張で全道最優秀賞【洞爺湖町】

全道少年の主張大会で最優秀賞に輝いた洞爺中の毛利さん

 中学生が社会に対する意見を発表する「少年の主張」の全道大会で、洞爺湖町洞爺中学校3年の毛利郁也さん(14)が最優秀賞の道知事賞に輝いた。毛利さんは、地元の生産者が愛情を込めて育てた野菜を給食の食材に使うなど洞爺地区独自の食文化の素晴らしさを学校生活や農作業を手伝う中で学び、食の知識や大切さを世代を超えて伝えたいという思いをスピーチに込めた。

 道などが主催し、全道の中学校325校の約3万6千人から応募があった。毛利さんは「命の給食」と題したスピーチで、同町と胆振地区の予選を突破。9月の全道大会は、直前に発生した胆振東部地震の影響で作文審査となり16人中の最高賞を獲得した。

 発表の中心は、食に関する多くの知識が学べる洞爺中の環境と、家業である野菜栽培を手伝う経験で得た内容。月に数度ある栄養教諭の授業で食の大切さに気付き、畑仕事を手伝う中で「作物を自分の手で育てた喜びはとても大きい」と実感した。

 父母が人を育てるかのように「命」を育てる姿を目の当たりにして、生産者の気持ちが分かるようになり「嫌いなものも食べられるようになった」「愛情を込めた野菜が捨てられていると思うと、いたたまれない気持ちになる」と、心境の変化を率直に盛り込んだ。

 食べ物に対する捉え方も様変わりした。「食事そのものが動植物の命をいただくことによって成立している」と主張し「食事は知識と感謝の気持ちがあって成り立っている」と訴えた。

 毛利さんは、11日に東京で開かれる全国大会に参加する。北海道・東北ブロックの上位者に与えられる発表の機会こそ逃したが「大きな賞をもらうことができてうれしい。親身になって指導してくれた国語の先生、担任の先生など支えてくれた人たちのおかげです」。毛利さんは笑顔でこう話し、感謝した。

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