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日高報知新聞

全線復旧は断念へ【新冠】

【新冠】運休が続くJR日高線について協議する日高管内の臨時町長会議が17日、町役場で開かれ、町長会議としては日高線の全線復旧を断念する決断を下した。今後は、①鵡川―日高門別間の復旧と日高門別―様似間のバス転換②全線バス転換―の2案について議論を進める。

 臨時町長会議には、管内7町長と渋谷昌彦むかわ町副町長、JR北海道の綿貫泰之常務、日高振興局の松浦英則局長、北海道総合政策部の佐々木敏交通企画課鉄道支援担当課長らが出席。会議は冒頭を除いて非公開で行われた。

 会議終了後に日高町村会長の坂下一幸様似町長と日高総合開発期成会長の川上満平取町長が取材に応じ、坂下町長は「今までのJR北、われわれの積み重ねてきた意見を集約すると、全線鉄路というのは不可能だと結論に達した」と話した。

 全線復旧を断念する理由については国の支援を受けることが厳しいことと、復旧まで相当な年数が掛かることを挙げ、人口減少に歯止めが掛からないことから「JR北から求められている負担についても、今よりもさらに増える可能性を考えると町自体が消滅してしまわなければならない事態を招くことも考えられる。大きな財政負担を生じることと長時間掛かることは、見直した方が良いという意見が多数あった」と説明した。

 ただし、「これが最終決定ではない。町長が決めてそれですべて行くということではなく、これから各町議会の意見を集約しながら、JR日高線沿線自治体協議会を再開して、それが最終的な判断になる」と付け加えた。

 様似町長としての今回の決断について坂下町長は「始発、終着駅という町だったし、学生時代に北海道から離れていたことがあったが、列車で帰ったときに鵜苫にあるトンネルを過ぎて、アポイ岳と太平洋が眼下に広がると、古里に帰ってきたなと思ったものだ。古里に鉄道が無くなるということは、ものすごく寂しく感じる」と胸のうちを明かした。

JR日高線の全線復旧を断念する決断を下した日高町村会長の坂下一幸様に町長(左)と日高総合開発期成会長の川上満平取町長(右)

 今後は24日にも町長会議を開き、日高町村会としての考えを整理しつつ、国のJR北への支援策が具体化するのを待ちながら、12月25日に町長会議かJR日高線沿線自治体協議会を再開して2案を絞り込む予定。

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