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根室新聞

領土問題早期解決求め 12月1日、中央アピール行動【根室】

500人が参加した昨年の北方領土返還要求中央アピール行進

 日ロ平和条約締結が期待される中、北方領土隣接地域振興対策根室管内市町連絡協議会(会長・石垣雅敏根室市長)の北方領土返還要求アピール行動が12月1日、東京都日本橋で行われる。根室管内の元島民60人を含む全国の返還要求運動関係者ら500人の参加を予定。今月30日(日本時間12月1日)にアルゼンチンで日ロ首脳会談が行われることから、アピール行進でのシュプレヒコールは「首脳会談を成功させよう」など交渉を後押しするものとなる。

 「中央アピール行動」は、前進を見ない領土問題の一日も早い解決を求め「原点の声を首都から国内外に発信しよう」と平成十九年に北方領土隣接地域振興対策根室管内市町連絡協議会が「北方領土の日」(2月7日)に合わせて実施。第2回以降は、安藤石典町長が連合国軍のマッカーサー元帥に「旧ソ連に不法占拠された北方領土を米軍の占領下に置いてほしい」とした陳情書を起草した「返還運動始まりの日」にちなみ12月1日に毎年行われ、今年で13回目を数える。

 行動のメーンとなるのは領土問題の早期解決を訴える「アピール行進」で、元島民はじめ全国の都道府県民会議から参加者を募り、3回目以降は500人規模に膨らみ、全国民の運動をアピールするため都道府県の旗も集結する。行進は都心部で行われ、今年はベルサール東京日本橋を出発し、鍛治橋交差点を経由して楓川弾正橋公園までの約1.7キロを練り歩き、国の領土交渉を後押しする。

 領土問題解決に向けて、日ロ平和条約交渉で大きな前進が期待される中、今回もシュプレヒコールでは、プーチン大統領の訪日(山口県長門会談)を前に行われた平成28年に合わせて、過激な発言を抑え、交渉を後押しする文言とすることで調整している。

 前日の30日には、石垣市長ら北方領土隣接地域の首長、管内市町議会議長らが首相官邸を訪れ、安倍晋三首相はじめ、内閣府の宮腰光寛北方担当相、河野太郎外務相に要請活動を行う予定。また、多くの人に返還運動の理解と参加を促すため、今年も12月1日から3日間、新宿駅西口地下広場のイベントコーナーで「北方領土展」を開催。北方領土問題の歴史的経緯、ビザなし交流や北方墓参、自由訪問など約100点のパネルを展示し、領土問題の理解促進を図るほか、署名コーナーや、中高生など若年層に訴えるため「なるほど!なっとく北方領土クイズラリー」を実施。また、1市4町の協力で自慢の水産物や乳製品などを持ち寄る特産品即売会や、根室出身の落語家・三遊亭金八師匠による「北方領土落語」などで分かりやすく北方領土問題を啓発する。

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