北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

函館新聞

スルメイカ不漁深刻 取扱量過去最低更新 6ー11月【函館】

函館市水産物地方卸売市場での6~11月における生鮮スルメイカ取扱量の推移

 函館の産業を支えるスルメイカの漁獲減少が深刻だ。函館市水産物地方卸売市場の11月における生鮮スルメイカの取扱量は、前年同月比62%減の38トンにとどまり、漁が解禁した6月からの累計も前年同期比48・7%減の826トンで、統計が残る2005年度以降、過去最低を更新している。

 市農林水産部によると、11月の生鮮スルメイカの1キロ当たりの単価は数量減を反映し、前年同月比49・8%増の764円、取扱金額は同比43・1%減の2902万円。6月からの累計では、1キロ当たり単価は前年同期比7・4%減の695円、取扱金額は同比45%減の5億7444万円。

 スルメイカ漁の漁期は1月末までだが、今年は不漁と燃料代の高騰などを背景に、出漁を見合わせる漁業者も多い。小型イカ釣り漁船20隻が所属する函館市漁協によると、同漁船の主な燃料となるA重油の、1日現在の1リットル当たりの価格は、前年同期と比べ6・5円高い81・8円(税別)。11月1日現在では90・8円(前年同期71・3円)だったが「例年と比べるとまだ高い。出漁しても少ししか捕れない時や、すぐ帰る船も多く、11月は出漁船がほとんどなかった」という。

 中島廉売の鮮魚販売店「紺地鮮魚」では、スルメイカよりヤリイカがよく売れているという。紺地慶一代表は「スルメイカは網イカが多少あるようだが、釣りイカが良くない。販売者も苦しいが、漁師はもっと苦しいと思う」と話す。

 道総研函館水試は11月上旬に実施した道南太平洋スルメイカの調査結果で、「平均分布密度は昨年と同程度で過去5年平均を下回り、魚体サイズは昨年より小さい」としていることから、関係者は12月も出漁を見合わせる船が多くなるのではと見込む。局地的な好漁場が形成されない限り、急激な漁獲増は見込めないため、この低水準のまま今シーズンの漁は終わりそうだ。

関連記事

日高報知新聞

木質バイオマス増産に向け

 急増する木質バイオマス資源の需要拡大をにらみ、日高振興局と日高地域木質バイオマス資源利用推進協議会(事務局・ひだか南森林組合、小野哲弘会長)、王子木材緑化(本社・東京、大原寛信社長)の3者は1...

日高報知新聞

平取ダム早期完成の決起大会【平取】

【平取】平取ダム建設事業の早期完成を求める総決起大会が18日夜、ふれあいセンターびらとりで開かれ、町民ら約70人が参加し決議文を採択した。  主催者の川上満平取町長と鈴木修二町議会議長が、平成15年8...

根室新聞

酪農後継者ら 全道優秀賞の受賞を報告【根室】

 平成30年度北海道青年農業者会議のプロジェクト発表で優秀賞を受賞した酪農後継者の学習グループ・根室市4Hクラブ(山岸伸也会長、9人)が19日、根室市役所を訪れ、石垣雅敏市長に受賞を報告した。酪農後...

根室新聞

ユルリを考える会 島の近況を報告 25日から写真展を開催【根室】

 根室・落石地区と幻の島ユルリを考える会(田嶋靖照会長、会員65人)は19日、石垣雅敏市長を訪ねて、ユルリ島への移入馬の近況報告を含めた島の環境保全に関する活動状況を報告した。移入馬3頭については専...

根室新聞

「後継者の入会呼び掛けを促進」水晶会が総会開く【根室】

 北方領土歯舞群島の水晶島元島民と後継者で組織する根室水晶会(柏原榮会長)は17日、根室グランドホテルで平年31年度総会を開き、新年度の事業計画を決めるとともに、会長に柏原榮さんを再選した。  ...