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日高報知新聞

初めて8億円台を突破【新ひだか】

【新冠】全道一の生産量を誇る町特産の「にいかっぷピーマン」の販売金額が、初めて8億円台を突破して8億6854万8726円を記録した。新冠町農協ピーマン生産部会の竹中浩二部会長は「部会員の努力はもちろんだが、各市場や関係機関の支援のおかげ。全道一のピーマン産地として自信と誇りを持ち、一層信頼性の高いピーマンを生産していきたい」と話している。

 町内のピーマン生産は、水稲転作に伴う補完作物として昭和59年に生産農家2戸が導入。「にいかっぷピーマン」のブランド名で、徐々に生産戸数や作付面積を増やし、平成14年に初めて販売額が3億円台に。以降、3億円台規模を販売してきたが、面積の増加や販売単価の上昇により、25年に4億円台、26年に5億円台、27年に6億円台と右肩上がりで、昨年は7億3873万782円と初めて7億円台を突破し、町の主力農産物となっている。

 今年は2月の大雪で、大半がピーマン用のハウス140棟が倒壊する被害を受け、このうち約100棟が再建して5月中に定植。通常より1カ月遅れで出荷されたのに加え、春先から夏にかけての低温と日照不足、9月の台風や胆振東部地震などもあり、各農家は災害や病気の発生に気を使う1年になった。

 その中で、45戸(前年比1戸減)が作付し、面積は21・32㌶(同1・24㌶減)で、共選・個別を含めて5月18日から11月24日まで約1733㌧(同287㌧減)を出荷した。数量は減少したものの、道内外の産地も大雨や台風などで被害を受け、野菜全般が高騰したため、販売単価は過去最高だった27年の1㌔396円を大幅に上回る501円となったため、販売金額も過去最高となった。

 道内産ピーマン出荷実績(11月末現在、ホクレン扱い)では、産地別で前年の55%から今年は57%とシェアを拡大し、道外向けの出荷では80%を占めた。

 4日に新冠町農協で行われたピーマン生産部会反省会で浅川豊組合長は「選果場開きのころは、今年は一体どうなるのかと大きな不安を持っていたし、生産者の皆さんの顔色もすぐれなかったが、7月、8月と経過していく中で顔色も良くなっていった」と振り返り、「雪害でいろんな方にお世話になって、何とか営農できたことが一番大きい」と感謝していた。

 道内市場関係者を代表して札幌みらい中央青果の青山慶之野菜一部野菜二課主査は「新冠産のピーマンがなければ、北海道産のピーマンはほぼ無いと言える状況。来年度は序盤から売り込めるよう願っている」、道外市場関係者を代表して愛知県名古屋市のセントライ青果の服部俊哉野菜第三部課長は「野菜全般が高騰する中、ピーマンへのリクエストがお客さんから非常に多かった。名古屋では8月に瞬間的に1㌔600円近い販売もあった」とそれぞれ期待していた。

過去最高の販売額を達成したにいかっぷピーマン

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