北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

十勝毎日新聞

ウチダザリガニおいしく変身 ラーメンやおかきに【鹿追】

パウダー状にしたウチダザリガニの粉末をスープに使ったラーメン。「おいしく駆除できる」と好評を得た

 生態系に悪影響を及ぼす特定外来生物で然別湖の“悪役”だったウチダザリガニが、おいしいラーメンやおかきに変身した。然別湖生物多様性保全協議会(会長・吉田弘志鹿追町長)が開発した粉末状ザリガニパウダーを使ったアレンジ料理で、6日に町内で開かれた試食会では参加者から「エビやカニのように豊かな風味」と好評を得た。

 ウチダザリガニは1960年代に摩周湖(釧路管内弟子屈町)に持ち込まれ、然別湖では90年ごろから確認されるようになった。希少な水草群落が生育域を減らし、固有種ミヤベイワナ(オショロコマの亜種)の産卵床が荒らされる懸念があるという。

 町は2007年から「厄介者」として対策に乗り出した。12年には然別湖ネイチャーセンターや帯広畜産大学などで構成する同協議会を立ち上げ、昨年度は3万854匹を捕獲した。これまでは、ゆでた後に堆肥化するなどしていたが、今回は食への有効活用を考え、長期間保存ができる粉末に加工した。食品加工のベル食品(本社札幌)が協力した。

 試食会はピュアモルトクラブハウスで行われ、町職員やネイチャーセンターのスタッフら24人が参加。スープに粉末を溶かしたラーメンは塩とみそ味、おかきも塩としょうゆ味の2種類が登場し、参加者は意外な美味に驚いていた。

 町商工会の市川友和さん(30)は「厄介者をおいしく駆除できる。逆手に取り、観光資源としても活用できるのでは」と話し、吉田町長も「湖水がきれいな分、泥臭さが全くない。他の料理にも活用できる」と太鼓判を押した。

 同協議会事務局の町商工観光課によると、今後、駆除の財源を確保したり、自然環境問題に関心を持ってもらうために商品化を検討する。

関連記事

十勝毎日新聞

十勝産素材でチーズまん ハピオフーズ第2弾【音更】

 JA木野(清都善章組合長)の子会社が運営するスーパー「ハピオ」(音更町木野大通西7、石田晴久店長)が4日から、十勝産チーズと小麦を使ったチーズまんじゅう「ハピまんチーズ」の販売を始めた。同店の...

十勝毎日新聞

ベジ料理に管内産ゴボウだし【十勝】

 ベジタリアン向けの飲食コンサルティングや商品開発を行う「Tokachi Diversity Project」(=とかち・ダイバーシティー・プロジェクト)は、商品化第1弾として、十勝産ゴボウを使...

十勝毎日新聞

「いいね」も伸びるチーズハットグ 3日開店【帯広】

 JR帯広駅のエスタ帯広西館に3日、韓国式アメリカンドッグ・チーズハットグを販売する「チーズハットグ田舎村」がオープンする。駅内のにぎわいづくりにつながると期待される。  チーズハットグはア...

名寄新聞

きょうから数量限定販売・「星空雪見法蓮草」の大福【名寄】

 株式会社もち米の里ふうれん特産館(堀江英一代表取締役)は、寒締めホウレンソウ「なよろ星空雪見法蓮草」のペーストを餅に練り込んだ大福を、30日から数量限定で発売。ホウレンソウとバター風味のあんが...

十勝毎日新聞

“幻のブドウ” 限定「十勝ブランデー」に【池田】

 大冷害でブドウが不作だったため十勝ワインの仕込みを諦めた1993年産の“幻のブドウ”を原料にした十勝ブランデー原酒が四半世紀の樽(たる)熟成を経て「清見1993」(アルコール度数60%、375ミリ...