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日高報知新聞

ミニトマト「太陽の瞳」9億円台維持【新ひだか】

【新ひだか】しずない農協が販売する静内産ミニトマト「太陽の瞳」の平成30年販売金額は、前年比約7100万円減の9億1412万7000円だった。2月の大雪でハウスが倒壊するなど大きな被害を受けたことから、計画では8億2100万円としていたが、各農家の努力によって出荷数量が計画よりも多く、販売単価も高かったことから9億円台を維持した。

 「太陽の瞳」は、粒ぞろいで糖度と酸味のバランスがとれた高品質の「キャロル10」に品種を統一して栽培。農薬の軽減に努め、収穫終了後には土壌診断を全戸実施し、それに基づき肥料設計を行うなど、過剰な肥料の使用を避けるとともに、ミニトマト部会や日高農業改良普及センター、しずない農協と共にほ場の巡回指導と講習会・検討会を年10回程度行い、ミニトマト栽培の品質改善・向上に努めている。

 静内産ミニトマトの販売総額は、平成元年の2684万円(9戸)から6年には1億円台(17戸)となり、14年に5億円台(46戸)、23年に7億円台(37戸)、26年に8億円台(同)、27年には9億円台(41戸)となり、29年は9億8505万3000円と過去最高を記録し、目標の10億円突破も目前まで迫っていた。

 2月の記録的な大雪によって倒壊したハウスは41戸250棟にも上ったが、このうちミニトマト用ハウス約140棟は、行政や農協、ボランティアの支援もあってほぼ復旧し、秋の収穫にこぎつけた。

 今年は45戸の農家と静内目名ハウス団地で研修中の2組が、前年より若干少ない約29㌶に作付け。春先から夏にかけての低温や日照不足で品質管理が難しい状況だったが、4月26日から11月30日まで前年比約139㌧減の1255㌧を出荷。胆振東部地震の際も発電機を使って休まず選果場を稼動し、道内向けを本州への出荷に切り替えるなど臨機応変に対応し、単価は同21円増の728円と高値だった。

 しずない農協担当者は、「大雪被害で当初の計画を組み直すなど、全く先の見えない状況だった。その中で、ハウスが全滅するなど大きな被害を受けた新規就農の方々が『ここでやめるわけにはいかない』と奮起してくれた結果」と振り返り、「市場関係者からも相変わらず静内産ミニトマトへの引き合いは多い」と話している。

 来年は、研修中の2組が新規就農を予定。10億円台突破に向けては「単価は高値傾向が続くとは限らないので、安定した数量を出荷することが大切。順調に行けば昨年並みか微増を見込んでいる」という。

静内産ミニトマト「太陽の瞳」の選果作業

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