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室蘭民報

新日鉄住金製鉄所で改修コークス炉「鏝入れ式」【室蘭】

工事の安全を願い揮毫したレンガを打つ米澤所長(室蘭製鉄所提供写真)

 新日鉄住金室蘭製鉄所(米澤公敏所長)でこのほど、改修を進めている第5コークス炉西炉の「鏝(こて)入れ式」が行われ、耐火レンガを積む築炉の工事が本格化した。

 鏝入れ式は、築炉の開始に当たって、工事の安全と完成後の安全・安定操業を願う神事。11月30日に同製鉄所や工事関係者ら約90人が出席して行われた。

 同製鉄所を代表し、米澤所長ら9人が揮毫(きごう)したレンガを木づちで打った。レンガはそのまま築炉に使われた。米澤所長は、レンガが永遠に安定してほしいと願い「万古不易(ばんこふえき)」としたため、火入れ後40年以上稼働する炉の安定生産を祈念した。

 第5コークス炉西炉は1969年(昭和44年)から稼働。50年が経過して老朽化し生産能力が低下しているため、炉を更新して生産能力を回復させる。2019年秋の稼働を予定し、今年の春から吹き止めし解体に着手した。

 投資額は付帯設備を含め130億円。改修後の炉能力は年28万トン。既存の基礎部分を流用し、炉を再構築するパドアップ工法を採用。新設炉並みの生産能力や耐用年数が得られる一方、新設に比べ投資額を抑えられるという。同製鉄所のコークス炉3炉団は全て最新鋭になる。

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