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室蘭民報

老若男女「共生」へ、舟岡町に複合施設整備【伊達】

複合施設の建設予定地=伊達市舟岡町

 障害者総合支援施設・太陽の園(伊達市幌美内町)を運営する北海道社会福祉事業団(札幌)は、伊達市内にある障害者の自立訓練や共同生活を支援する施設と相談機関を集約し、高齢化に対応したグループホームを備えた複合施設を舟岡町に整備する。市内最大規模の座席数を持つカフェレストランやキッズルームを併設し、障害の有無や年齢、性別を問わず、誰もが気軽に利用できる「共生」の拠点にする。土地の取得経費を含めた総事業費は約9億円で、来年1月に着工する。

 集約するのは、だて地域生活支援センターの事業として一体的に運営している旭町の宿泊型自立訓練施設「旭寮」、市内57カ所に点在する知的障害者のグループホームを運営する舟岡町の地域生活支援センター「ぴいす」と旭町の「らいむ」、舟岡町の障がい者総合支援センター「あい」など相談支援3機関。

 新施設は、舟岡町の市道南大通に面した民有地約7300平方メートルに、既存施設の移転新築と新設を含めた計4施設を整備する。

 新設するグループホームは、木造平屋建て約千平方メートル。国が新たに制度化した「日中支援型」で、高齢化や障害の重度化で身体機能が低下した主に65歳以上の障害者に介護支援を提供する。定員20人。車いすのまま入浴できる機械浴などに対応する。

 カフェレストランは、50席程度を備え、伊達野菜をサラダバー形式で提供する計画。就労支援B型事業所の位置付けで定員20人。障害者が一般就労に向けた訓練の場としてレジや配膳などを担当する。障害者の給料に相当する工賃は現在、道内平均月額1万8千円。レストランの運営で、工賃の上昇を目指していく。

 乳幼児が自由に遊べるキッズルームや、孤食になりがちな家庭の子ども向けに食事の提供や学習を支援する「地域食堂」などをレストランが入る建物内に開設する予定。

 日中支援型は来年1月中旬に着工、同10月完成、11月に利用を始める。残る3施設は来年8月以降に順次着工し、2020年3月の完成を予定している。

 同事業団は「子どもからお年寄りまで幅広い世代が利用できる居場所を提供し、生きがいや健康増進、子どもの学習支援やイベントを企画するなど、共生の拠点にしたい」としている。

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