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室蘭民報

室工大ものづくり基盤センターと市内企業のスケルトンそり好タイム【室蘭】

そりのテストに参加した清水センター長(右)と笹原さん=10月、カナダ・カルガリー

 室蘭工業大学ものづくり基盤センター(清水一道センター長)と、室蘭市内の企業が進めている冬季五輪の正式種目「スケルトン」のそり開発が順調に進んでいる。カナダで行われたテスト走行では、海外のワールドカップ代表選手に迫る好タイムを記録。改良を加え、来年2月に開かれる国際大会出場を目指す。

 テストは10月に行われ、清水センター長と元五輪選手の笹原友希さんらが参加。カナダ・カルガリーのオリンピックパークに同月完成したばかりのそりを持ち込んだ。コースは全長1・5キロ、高低差121メートル。期間中に開かれていたワールドカップ予選会の練習時間を利用して試走した。テストは3回行い、ベストタイムは57秒33。強豪カナダの56秒82には及ばなかったが、他国のW杯代表選手の58秒02をいきなり上回った。

 スケルトンは「プッシュ」という助走のタイムが重要で、ここでの差がゴール時には4倍にも開くとされる。首位から1秒遅れだった場合、最終的には4秒までタイム差が開いている計算だ。今回はプッシュでカナダに最大0・53秒離されたが、ゴール時は0・51秒差まで縮めた。

 そりの製造には永澤機械(室蘭市東町)などが携わり、強度が高く、ゆがみがない部品が取り入れられた。選手とそりの合計重量は規定の115キロに近づける方が有利になるが、今回は101・2キロにとどまった。笹原さんにも1年ほどのブランクがあり、不利な条件が重なったが手応えを感じさせる結果。清水センター長は「非常に良いタイム。直進性が高かったのではないか」と表情を緩める。笹原さんからも操作性が好評だったという。

 今後はそりを分解したり、テスト時に付けた加速度計のデータを基に滑走中の負荷などを解析。そりの底に付けるランナー(刃)の開発も視野に、来年2月にスイスで開かれる国際大会の出場を狙う。清水センター長は「後発なので良いそりを作る条件はあった。今まで『鉄のまち』で培った技術を発揮し、産官学の連携の成功事例としたい」と意気込んでいる。

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