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苫小牧民報

苫小牧2河川が水質日本一に 幌内川上流は前年度に続き、支笏湖は11年連続

苫小牧の幌内川上流は2年連続で1位に

 環境省が26日までにまとめた2017年度公共用水域水質測定の結果で、湖沼部門の千歳市支笏湖が11年連続、河川部門で苫小牧市の幌内川上流が2年連続で水質日本一となった。苫小牧川上流も統計が残る過去10年間で初の1位に輝いた。BOD(生物化学的酸素要求量)など環境基準値の数値が極めて低く、支笏湖のほか、樽前山麓を源にする苫小牧の河川上流域の水の清らかさを物語った。

 湖沼はCOD(化学的酸素要求量)、河川はBODを基準に測定。17年度は全国の湖沼188カ所、河川2563水域を調べた。

 この結果、支笏湖は1リットル当たりのCOD年平均値が0・6ミリグラムで、田沢湖(秋田県)と並んで数値が最も低かった。3位は夏瀬ダム(秋田県)の0・8ミリグラム、4位は倶多楽湖(北海道)と鎧畑ダム(秋田県)の0・9ミリグラムと続いた。

 支笏湖は流入河川が少なく、湖水中の有機物量が過度に増えない。支笏湖周辺の住居や施設からの生活排水もほとんど流れ出ていない。年間を通して水温が低く、微生物も増え過ぎない―などの特徴がある。これらの要因で、水質が良好に保たれている。

 環境省水・大気環境局水環境課によると、支笏湖と同じCOD値を示した田沢湖は、大腸菌群数やSS(浮遊物質)など他の環境基準項目のうち、pH(水素イオン濃度)が基準値を満たしていなかった。支笏湖はいずれの項目もクリアし、事実上の水質1位を保っている。

 支笏湖ビジターセンターの木下宏所長は「誇れるものを守るというのは大変なこと。ほっとしています」と結果に胸をなで下ろす。外国人観光客を誘う「国立公園満喫プロジェクト」を進めている中、「11年連続の水質首位をプロジェクトに生かしたい」と力を込める。

 一方、河川部門で幌内川上流と苫小牧川上流のBOD年平均値は、1リットル当たり0・5ミリグラム以下と極めて低く、全国の調査対象河川の中で86河川と並ぶ数値を示した。しかし、幌内川上流と苫小牧川上流は、BOD以外の環境基準項目も満たしているため、十勝管内の佐幌川上流と歴舟川下流、浦幌川上流、山形県の梵字川と同列で事実上の水質1位になった。

 環境省の水・大気環境局水環境課は、水道水源の幌内川上流と、苫小牧川上流について「両河川は(大腸菌群数など)他の環境基準項目も基準を満たしており、水質はきれいだと言える結果が出ている」と話した。

 環境基準項目の全ては満たしていないものの、苫小牧の樽前川や白老川上流、沙流川上流、千歳川上流もBOD0・5ミリグラム以下の良好な水質を示した。

11年連続で水質日本一に輝いた支笏湖

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