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室蘭民報

若手農業者4人が規格取得へチーム結成【伊達】

JGAPの取得に向け勉強に打ち込む若手農業者と金田さん

 伊達市内の30代の農業者男女4人が、農産物や農作業の安全性を管理するGAP(ギャップ、農業生産工程管理)の国内認証規格「JGAP(ジェイギャップ)」の取得に向け、チームを結成した。伊達市の農業を魅力あるものにしようと、互いに切磋琢磨(せっさたくま)しながら、安全管理の手法や認証取得の手続きを学んでいる。

 結成したのは、八木沼剛宏さん(35)、熊澤太一さん(37)、森苑絵さん(34)、上野嘉博さん(39)。4人は今月中旬、札幌市であったJGAPの指導員講習会に参加した仲間。認証取得という同じ目標を目指す者同士、意気投合。26日に市内で初めての勉強会を開いた。

 JGAPは農産物の生育過程や農薬の管理など、一定の基準を満たした農場に与えられる日本独自の認証規格。2020年東京五輪の食材調達では、生産者にJGAPや国際認証規格「グローバルGAP(GGAP)」の取得が求められるなど、注目が高まっている。管内では、とうや湖農協がGGAPの団体認証を取得している。

 伊達市内ではGAPの取得例はまだ一握り。指導する人材も限られている。八木沼さんは「元々GAPに興味はあったが、何から始めてよいか分からなかった。まずは情報交換を密にして、互いに高め合っていきたい」と意気込む。早速、会員制交流サイト(SNS)上に共通のグループを作った。GAPが求める安全管理の手法は、収穫の大半が手作業の伊達の農業にもリスク回避の観点で役立つと考えている。

 「GAPの認証取得が当たり前の時代が来る前に実践しておくことは意義がある」とは生産から直接販売までを手掛ける熊澤さん。今春、新規就農を果たした森さんは「自分の農場にいるだけでは見えない課題を見出したい」と期待する。

 4人を支援する市農務課の農業普及指導専門員でJGAP指導員の資格を持つ金田光弘さん(64)は「若い農業者が自ら動き出したことが素晴らしい。複数の視点で捉えることで、今までとは違う農業が見えてくる。自ら考えるのが何よりも大事」と評価する。

 4人は今後、互いの農場を見合うなどして研さんを深めながら、JGAPの取得を目指していく。

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