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根室新聞

画家・茂木幹さんの代表作など56点を市に寄贈【根室】

茂木作品を寄贈する(右から)桐澤館長、藍根さん

 11月に閉館した慟哭の森美術館の桐澤享館長(83)、藍根さん(79)夫妻は28日、同美術館に所蔵していた画家の故・茂木幹さんの遺作56点を市に寄贈した。受け取った石垣雅敏市長は「茂木さんは根室画壇の草分け的存在。根室に作品を遺してくれたのはありがたい」と感謝を述べ、今後は市総合文化会館の所蔵美術品として管理する。

 寄贈したのは、茂木作品の画風を象徴する「慟哭の樹」(1958年頃)をはじめ、茂木さんが生前営んでいた歯科医院内で描いたとみられる人物画の「庭」(1939年頃)など56点。この日は市長室へ作品の一部を持ち込み、寄贈セレモニーを行った。

 茂木幹さん(1904~1996年)は、画名を「チヌカルコロ(アイヌ語で北極星)」と名乗り、根室をこよなく愛し野山の風景を500点以上の油彩に遺した。北方の自然と人生の厳しさに対峙してその姿を表現する「慟哭」を絵画の主題として求め、中央画壇からの招きに応じず生涯根室の自然を描き続けた孤高の画家だ。

 美術館は、茂木さんの長女・藍根さんの夫である桐澤館長が平成九年に私設。500点を超える遺作を月替わりで展示し、毎月第2日曜日に開館してきたが、高齢と健康面の不安により11月の最終開館をもって21年間に幕を下ろした。

 残された遺作は、生前ゆかりのあった公共機関や友人、桐澤夫妻の関係者へ譲るなどして数を減らしていたが、大きな作品や代表作は「根室で描き続けた作品たちは、根室に在り続けてほしい」(桐澤館長)との願いがあった。かねてから市に寄贈したいと相談しており、このほど市総合文化会館で受け入れ態勢が整い、念願かなって所蔵美術品として管理されることが決まった。

 桐澤館長は「一番良い形で私たちの手から離れることになった。心から感謝したい」と話し、持ち込んだ作品に関するエピソードを藍根さんと共に市長へ紹介していた。

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