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根室新聞

北方領土中学生作文コンテスト 管内から初の最優秀賞【根室】

 平成30年度北方領土中学生作文コンテストで、羅臼町の川端歩佳さん(同町立知床未来中3年)が管内勢初の最優秀賞に輝いた。市内からは歯舞中3年の干場せれささんが優秀賞、ほか5人が佳作や奨励賞に入った。入賞作品は今月21日から道北方領土対策本部ホームページなどに掲載される。

 次代を担う道内の中学生が北方領土問題に関する認知度と関心を高めることを目的に、平成28年から道と北方領土復帰期成同盟が共催する作文コンテスト。3回目となった今年度は道内17校から160編の応募があり、昨年末に行った選考会で最優秀賞1人、優秀賞4人、佳作10人のほか一次審査通過者8人を奨励賞とした。

 最優秀賞に輝いた川端さんの作文「二十五㎞先の故郷」は、国後島元島民の曽祖母から話を聞いた島の暮らしや引き揚げ時の苦難をつづり、羅臼町から25キロメートル先に見える元島民たちの故郷に思いをはせた作品。川端さんの曽祖母が大荒れの海を越えて、命からがらたどり着いたのが現在住んでいる羅臼町だったという。

 川端さんは北方領土問題の正しい理解が全国的に低いことを指摘し、元島民の悲しい過去も含めて今一度考える必要があると訴え、「何年経っても元島民の心の傷は消えません。今でも元島民の方々は二十五㎞先の自分が暮らした大好きな故郷が、いつでも帰る事ができる所になって欲しいと願っている、と私は思っています。」と締めくくっている。

 優秀賞に輝いた干場さんは「日本とロシアの友好を」、佳作の樫見晃成さん(歯舞中2年)は「北方領土問題について」、滝本優月さん(同同)は「歯舞だからこそ」の作文で入賞。奨励賞は津嶋明里さん(同1年)の「日本人とロシア人と私」、津嶋ゆかりさん(同2年)の「北方領土について考えたこと」、中村そらさん(同同)の「北方領土問題について」が受賞した。

 入賞者は次のとおり。(佳作まで)

▽最優秀賞川端歩佳(知床未来中3年)▽優秀賞佐藤愛莉(道教大附属札幌中2年)、白間あかね(立命館慶祥中1年)、北村奈々(上富良野中2年)、干場せれさ(歯舞中3年)▽佳作小野愛莉(琴似中1年)、萩野真緒(道教大附属札幌中2年)、金谷美咲(上富良野中2年)、成田いちご(同同)、能勢茉央(同同)、宮川千優(同同)、山谷惟一郎(同同)、吉河桜将(同同)、樫見晃成(歯舞中2年)、滝本優月(同同)

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