北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

根室新聞

厳寒の漁始まる【根室】

歯舞前浜・ふのり漁

 厳寒期の風物詩となっている歯舞漁協地先前浜での「ふのり漁」が28日から始まり、防寒装備の漁民たちが岩場に着生した「ふのり」を、独特の漁具でかきむしるガリガリという音が響き渡った。

 太平洋沿岸の同漁協前浜は「ふのり」の好漁場。香り、味とも、漁民が自慢するほど良質品が着生することで知られ、味噌汁や酢の物などに人気が高い。

 昨年12月に開催された総代会の中で、事前の聞き取り調査、着生調査の結果や、潮回りなどを踏まえ、今年の解禁日を昨年より12日早い1月16日に決めていたが、高潮や潮回りなどから延期され、28日から操業が始まった。

ガリガリと大きな音を響かせながらふのりを採取する漁業者ら

 初日の28日は、歯舞地先の海岸周辺に漁業者らが集まり、正午の操業開始とともに一斉に岩場を漁具のゼンマイでガリガリとかきむしる大きな音が響き渡った。採取を行った漁業者は、ふのりの生育について「昨年に比べ、少し短いようだ」などと話していた。

 採取されたふのりは29日から歯舞市場で市場職員、アルバイトの女子作業員らによって袋詰め作業が行われる。

トーサムポロ沼・アサリ手掘り漁

 歯舞漁協豊里地区のトーサムポロ沼でアサリ手掘り漁が28日から始まった。沼内は「結氷」のない解禁となり、漁業者は腰まで水に浸かって操業を行った。採取されたアサリ貝は29日、歯舞市場に上場され、高値は各サイズとも前年を上回るスタートとなった。

 同漁協のアサリ部会(長山吉博部会長、12人)に限定した操業。同部会は漁協が実施する資源対策事業に部会員自ら積極的に参加し、漁場整備に取り組んでいる。今年の漁獲割当量は21トンで、昨年5月に実施された資源調査の結果から昨年実績14トンを上回る設定となっている。

 今年は同部会の総会で昨年より2日遅い1月25日の解禁日となったが、操業は高潮などの影響で28日から始まった。

 この日は晴天に恵まれ、比較的暖かな陽気となり、午後1時ごろには漁業者らがトーサムポロ沼に集結。腰まで海中に浸かって、砂や市場出荷ができない小さいアサリをふるいにかける「チリトリ」と呼ばれる漁具を水中に入れて、アサリ貝をすくい上げるように繰り返し採取した。

 トーサムポロ沼のアサリ漁は結氷との戦いでもあり、氷で覆われるとツルハシや電動工具を使って氷割作業を行う大変な操業となるが、今年は結氷がない中での解禁となった。長山部会長は「氷がないので操業しやすい。今年のアサリは生育も身入りも良い」と話していた。

結氷のない解禁となったトーサムポロ沼のアサリ手掘り漁

 この日は3時間の操業を行った。長山部会長によると、「氷割作業があればもっと少なかったはずで、初日としては上々の滑りだし」という。

 29日の歯舞市場のセリには594キログラムが上場され、大サイズの高値はキロ当たり961円で前年比11.2パーセント増、中サイズが810円で同8.7パーセント増、小サイズが637円で同1.8パーセント増といずれも前年を上回るスタートとなった。

関連記事

十勝毎日新聞

豚コレラ侵入許さぬ 防疫再徹底【十勝】

関係機関 啓発や緊急検査  本州で感染が拡大する豚コレラに、十勝の養豚関係者は警戒を強めている。近年、発生した5府県から豚を導入していないが、外国から汚染豚肉製品が持ち込まれる例が複数あり、油断で...

十勝毎日新聞

ぬかびら源泉郷「リフレッシュ部門」全国1位 温泉総選挙【上士幌】

 全国の温泉地をインターネットで順位付けする「温泉総選挙2018」のリフレッシュ部門で、ぬかびら源泉郷(上士幌)が1位に輝いた。札幌で昨年行われた全国源泉かけ流し温泉サミットで、同源泉郷旅館組合...

十勝毎日新聞

AIカメラで試合配信実験 全日本女子IH【帯広】

 帯広の森アイスアリーナで21日から24日まで開かれている第38回全日本女子アイスホッケー選手権大会A(日本アイスホッケー連盟主催)で、人工知能(AI)を使った無人の自動追跡カメラが会場に設置さ...

室蘭民報

「広報のぼりべつ」の表紙写真が道コンクールで入選【登別】

 登別市の広報誌「広報のぼりべつ」2018年11月号の表紙を飾った写真が、第65回北海道広報コンクールの一枚写真・市町村の部に入選した。雨の中、元気いっぱい走る子どもたちがたすきをつなぐ瞬間を...

室蘭民報

旧カルルス鉱山坑道跡に厳寒の造形「巨大氷筍」【登別】

 氷のタケノコ、と書いて氷筍(ひょうじゅん)。厳寒の一時期だけ姿を見せる芸術品は、天井から落ちた水が瞬時に凍り付き、繰り返すことで上部ににょきにょきと成長していく。硬い岩盤を突き破ったかの...