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苫小牧民報

苫小牧に新飼料工場 ホクレンくみあい飼料と雪印種苗が合弁会社

ホクレンくみあい飼料苫小牧工場敷地内に合弁会社の新工場が建設される

 ホクレンくみあい飼料(本社札幌市、北里清和社長)と雪印メグミルクの子会社、雪印種苗(同、高山光男社長)は29日、4月に合弁会社を設立し、苫小牧市真砂町に牛用飼料の製造工場を建設すると発表した。JA全農系団体と非JA全農系の企業が共同出資で飼料会社を設立するのは初めて。会社名は「ホクレンくみあい・雪印飼料株式会社」で苫小牧に本社を置き、30日午前に東京都内で契約締結式を行った。新工場はホクレンくみあい飼料苫小牧工場(真砂町)の敷地内に建設し、2021年12月から稼働する計画だ。

 新会社は資本金3億円でホクレンくみあい飼料が70%、雪印種苗が30%を出資する。総工費約85億円で建設する配合飼料生産工場は鉄骨造り7階建て、延べ床面積は約3000平方メートル。苫小牧港・西港中央南埠頭(ふとう)近くにあるホクレンくみあい飼料苫小牧工場敷地(5万9000平方メートル)内の東側に整備する。今年12月に着工し、21年12月に稼働開始予定。両社の既存の苫小牧工場はそれぞれ解体する。雪印種苗苫小牧工場(真砂町)の跡地利活用は未定。

 新工場の飼料生産量は年間28万トン。両社の既存2工場の合計24万トン(ホクレンくみあい飼料苫工場約15万トン、雪印種苗苫工場約9万トン)を4万トンほど上回る。従業員は両社からの出向者を中心に60~70人規模を想定している。

 ホクレンくみあい飼料によると、両社とも工場稼働から30年以上が経過し、老朽化に伴う更新が課題だった。配合飼料製造に係る受委託業務を相互に進める中で、「単独で工場を新設するよりも(合弁化で)スケールメリットを生かした安全安心な飼料の供給やコスト削減ができる」(同社担当者)として3年ほど前に連携協議を開始。今年4月の合弁会社設立を決めた。人口減少社会を見据えた生産拠点の省人化への対応も狙いの一つに挙げている。

 ホクレンくみあい飼料は現在、苫小牧市、釧路市、十勝管内士幌町の3カ所、雪印種苗は苫小牧と茨城県神栖市の2カ所にそれぞれ自社の飼料工場を持つが、合弁会社での新工場設立でそれぞれ1工場減となる。

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