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厚生病院に十勝初の「助産外来」【帯広】
十勝毎日新聞 - 2010/02/09 14:18
「妊婦の相談にじっくり対応します」と意気込む助産外来担当の佐藤さん、平崎さん、佐々木さん、三浦さん(左から)
 帯広厚生病院(西6南8、川口勲院長)は、十勝では初めての「助産外来」を開設した。妊婦が出産に抱く不安解消など保健指導を充実するため、出産前の妊婦健診(14回程度)で助産師が妊婦と向き合う1時間の担当枠を2回設けた。専用の小上がりスペースも整備、個別の相談に応じる。妊婦からは「聞きたいことを落ち着いて聞けて安心」と好評を得ている。

 同病院産科外来では分娩(ぶんべん)件数の増加傾向に伴って医師業務も増大。周産期の妊婦が出産までに14回程度受ける妊婦健診では、医師による問診も短時間に限られてしまう課題があった。

 そこで助産師の専門性を生かし、妊婦の保健指導を充実させようとこのほど開設。同病院の妊婦健診に通院する全妊婦を対象に、妊娠26週と同34週前後の2回、1人1時間の枠をそれぞれ取り助産師がほぼ専属で対応。1週間に24人を受け入れる体制を取った。

 6畳間程度の小上がりのある専用スペースを同病院2階産婦人科外来問診カウンター横に整備した。靴を脱いでゆっくりできる空間で妊婦健診を実施、体重・血圧測定、胎児音聴取などで母子の健康状態を確認。乳房チェックや骨盤ケアも行う。

 佐藤美香子看護科長は「院長をはじめ医師が信頼して任せてくれた。合併症を含めハイリスクの妊婦にも対応できるよう医師と連携できる体制。担当助産師は経験を積んだベテランで、コミュニケーションの能力もあり信用できる」と説明する。

 担当助産師の三浦由香さん、佐々木美香さん、平崎加奈子さんの3人は「安産には妊婦自らの事前努力も重要。少しでも楽しい妊娠生活が送れるよう、伝えたいことをじっくり伝えられる。地域の保健師と連携を取りながら、母子家庭の出産や生活難などにも、きめ細かく相談に応じたい」と強調。「利用者からは、出産後の生活や腰痛など、医師に聞きにくい悩みも気軽に聞けてリラックスできると評価していただいており、安心して利用してほしい」と話している。
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