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ハイマツ伐採試験実施
日高報知新聞 - 2017/05/15 17:40
平成25年のハイマツ伐採試験=写真はいずれも様似町提供=
 様似町のアポイ岳の高山植物群落の劣化や国内では同岳周辺だけに生息するチョウ類のヒメチャマダラセセリの急速な減少などを受け、科学的見地からアポイ岳の保全を検討しているアポイ環境科学委員会(委員長・佐藤謙元北海学園大教授、委員9人)は17日、同岳特別天然記念物指定エリアで初となるハイマツの伐採試験を行う。近年分布が拡大しているハイマツ除去効果で、絶滅危惧種の高山植物や希少種の動植物の再生につながるか検証する。

 同委員会はアポイ岳の保全核心地域となっている高山植物群落の指定エリア(特別保護区)の現状把握や試験による動植物の再生手法の検証、再生事業の展開を進めるため、様似町の諮問機関として研究者や、学識経験者らで平成27年10月に設置した。

 平成28年度から30年度まで3年間、天然記念物再生事業として文化庁から助成を受け、町と道も事業費を出し、絶滅危惧種として危機的な状況に直面しているアポイ岳固有種のヒダカソウの保全・再生や、分布が拡大しているハイマツ群落や森林と高山植物群の減少の関係解明、エゾシカの採餌圧(採食や踏みつけ)の影響調査などに取り組んでいる。

 事業内容は高山植生の衰退要因の調査や高山植物帯の登山客増によるオーバーユース問題の把握や対策、希少種ヒダカソウの増殖と遺伝的保全とそれ以外の植物の分布、エゾシカの影響把握と対策、普及啓発活動など多種にわたっている。

 この事業のメーンとなるのが、希少種の衰退に大きな影響を与えていると推測されるハイマツの一部伐採試験による、高山植物・希少種の再生の検証だ。

 様似町ではこの事業に先駆け、平成25年にアポイ岳ファンクラブやNPO法人日本チョウ類保全協会が特別保護区に隣接する場所でハイマツの一部伐採試験を実施。

 この追跡モニタリングで、ハイマツの下で眠っていた高山植物が徐々に再生していることを確認。急速に減少しているヒメチャマダラセセリは高山植物のキンロバイに卵を産み、幼虫の餌にもなっているが、ハイマツの増加で減少し、同時にこのセセリも減っている。

 これまで特別天然記念物指定エリアでのハイマツ伐採は特別保護区や国定公園という規制から厚い壁があったが、今回は文化庁補助事業(天然記念物再生事業)として実現。28年度に調査、29、30年度に伐採試験を実施する計画だ。

 17日は佐藤委員長(植物生態学、高山植物・自然保護)や酪農学園大の宮本雅美教授(動物生態学、エゾシカ)、さっぽろ自然調査館の丹羽真一研究主任(植物生態学、希少種)ら4、5人の委員会メンバーや町、アポイ岳ファンクラブ会員ら関係者が参加。

 7合目から上の登山道沿いのハイマツの7カ所を選定し小規模伐採し、試験区の一部では伐採後に再生する高山草原へのエゾシカの影響が把握できるよう、ドーム型の簡易防護柵を設置する。

 また本年度に、ヒダカソウの衰退が著しい旧幌満お花畑でも小規模のハイマツの枝切り試験を行い、ヒダカソウの成長促進を検証する予定だ。
絶滅の危機にあるヒダカソウ
絶滅の危機にあるヒメチャマダラセセリ
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