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函館新聞

ひきこもり支援の一助に セラピア農園開園【函館】

開園した農園で将来展望を語る平田理事長

 NPO法人「セラピア」(函館市桔梗町、平田聡理事長)は今年度から、農業を障害者の就労や生きがいづくりにつなげる「農福連携」を本格的に始め、このほど、同市石川町に「セラピア自然農園」を開園した。肥料や農薬を極力使わない自然農法で野菜づくりを進め、収穫野菜の販売も行う考えだ。

 新型コロナウイルス禍で、孤独化が懸念されるひきこもり当事者や障害手帳がなく公的支援が受けられない軽度の障害者らを支援しようと、昨年7月に農福連携事業に着手。平田理事長が北斗市内の農家の土地を借り、ダイコンや長ネギなどを栽培し、農業を学んだ。

 今年に入り、石川町内の土地約1㌶を借り、2月下旬には農業委員会の承認を得て今月1日から畑作業を始めた。現在は職員と利用者計5人で、くわを使って整地しており、今後、カブやダイコンなどを作付けしていく。障害者手帳を持つ利用者の女性は「疲れるけどやりがい感じる。まずは体力をつけていきたい」と話す。

 平田理事長は、「制度のはざまで公的な支援を受けられない人の社会参加につなげていきたい。地域の人たちが集える農園にしていきたい」と話す。

 農園は当事者同士の自助グループとして運営し、参加無料。同法人では農作業を手伝うボランティアを募集中。活動を支えるスポンサー、賛助会員(年会費1口1000円)も呼び掛けている。

 問い合わせは同法人(0138・47・2512、ファクスも)。メールは、selapia@msc.ncv.ne.jp

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