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室蘭民報

民族共生象徴空間・ウポポイの工事着々【白老】

今年11月完成を目指して工事が進められている国立アイヌ民族博物館

ポロト湖畔に躯体が立ち上がった体験学習館

全容が見えてきた慰霊施設。右からモニュメント、慰霊行事を行う施設、「墓所」となる建物

今秋完成目指す

 アイヌの歴史や文化をさまざまな観点から分かりやすく紹介する国立アイヌ民族博物館は地上3階、延べ床面積8600平方メートル、横幅約130メートル、高さ約20メートル。「自然豊かなポロト湖畔周辺の景観との調和」と「国立民族共生公園と一体となった魅力ある空間の創出」がコンセプト。ポロト湖畔に巨体を現しており、今秋の完成を目指して工事が進められている。

 体験型フィールドミュージアム「国立民族共生公園」を構成する4施設の一つ、体験学習館もその全容を現している。平屋建て、947平方メートル。外観は周囲の山並みに溶け込む緩やかな勾配屋根と、柔らかな曲線の屋根、ひさし形状を採用。色彩はポロト湖や周辺の自然の移ろいにも溶け込むグレー系。

太平洋望む高台

 レストラン、物販施設、ガイダンスルーム、案内所などを併設するエントランス棟、500人から600人を収容できる体験交流ホール、木彫りや刺しゅう、織物などが体験できる工房は今春までには立ち上がるとみられる。

 アイヌの人たちによる尊厳ある慰霊を実現するための慰霊施設は、ポロト湖東方の太平洋を望む高台で整備が進められている。アイヌ文様をあしらい、儀礼具「イクパスイ」をモチーフにした高さ30メートルのモニュメントは完成。慰霊行事を行うための施設(約200平方メートル)、全国の大学に保管されているアイヌの人々の遺骨を集約し、受け入れ態勢が整うまで適切な管理を行う「墓所」となる建物(約800平方メートル)もその外観を現している。

一般公開は来春

 象徴空間は、貴重な文化でありながら存続の危機にある拠点として、また将来に向けて先住民族の尊厳を尊重し、差別のない多様な文化を持つ活力ある社会を築いていくための国家プロジェクト。

 年間来場目標は100万人。一般公開は来年4月24日。

 17日まで「ウポポイ」をPRするテレビCMが流れている。こちらも注目を。

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