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苫小牧民報

豊かな自然、魅力発信 ウトナイ湖に展望台-20日正午オープン

自然景観が楽しめる展望台が完成した

 苫小牧市のラムサール条約登録湿地ウトナイ湖を一望できる展望台が道の駅ウトナイ湖(植苗)近くに完成し、20日正午にオープンする。高さは17メートル、エレベーター付きの3階建て構造で、360度の景色が見渡せる屋上を備えた。同日、関係者によるセレモニーを行い、苫小牧の豊かな自然の魅力を発信する観光スポットの誕生を祝う。

 展望台の整備は、新千歳空港の深夜早朝時間帯(午後10時~午前7時)の発着枠拡大に伴う道の地域振興策の一環。設計や建設の事業費は約1億8000万円で、道が9割、市が1割を負担して建てた。施設は道の駅ウトナイ湖の南側に建設し、道の駅と湖畔をつなぐ歩道に隣接させた。市観光振興課によると、建物は鉄筋コンクリート造り3階建て、延べ床面積は約260平方メートル。扇形の構造とした。

 1階には、作品展示が可能なホールを整備し、屋上からウトナイ湖の風景を捉えたライブカメラ映像などを流すモニターも設置。2階は湖畔側をガラス張りにした屋内の展望ホールの他、乳幼児用の玩具をそろえたキッズスペースや授乳室も設けた。

 3階は展望エリアで、屋上も整備し、屋外の風を感じながらウトナイ湖などが眺められる造りにした。車椅子利用者の来館も想定して各階をエレベーターでつなぎ、通路にゆとりを持たせた。湖に面した施設の外壁には、自然環境に馴染むよう木質系の素材を活用した。

 20日午前11時からのオープンセレモニーでは、道の窪田毅副知事、岩倉博文市長、植苗町内会連合会の丹治秀一会長ら約50人が出席し、完成を祝う。

 国の特別鳥獣保護区に指定されるウトナイ湖は、国内屈指の渡り鳥の中継地で、多様な動植物が生息する地域。市は、国内外に誇る自然環境を広くアピールする拠点とし、年間75万人以上が訪れる道の駅ウトナイ湖への誘客効果にも期待を込める。

 道の駅の西村宏基駅長は「すでに展望台に関する問い合わせが寄せられている。これまで目にしたことのないウトナイ湖の姿が見られると思う。多くの人に足を運んでほしい」とPRする。

 開館時間は、3~10月が午前9時から午後6時。11~2月は午前9時から午後5時。入館無料。

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