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日高報知新聞

騎乗技術の成果を披露【浦河】

実技査閲で1年間学んだ騎乗技術の集大成を関係者に披露する研修生たち

 浦河町西舎の軽種馬育成調教センター=BTC=で10日、第36期生の育成調教技術者養成研修の修了式が行われた。全国から集まり共同生活で1年間研さんを重ねてきた17歳から23歳の男女16人が騎乗供覧を披露し、修了証書を受け取った。全員が日高を中心に軽種馬生産・育成牧場に就職が決まっている。

 日本中央競馬会=JRA=の外郭団体のBTCによる技術者養成研修は、世界に通じる強い馬づくりを目的に平成4年からスタート。10年度までは半年の研修、11年度から1年間になり、36期生を含め500人以上が研修を終え、馬産地の育成調教のレベルアップに貢献するホースマンとして活躍している。

 全寮制の共同生活をしながら、延べ407時間の騎乗訓練や128時間の実技と学科のほか、各牧場と隣接のJRA日高育成牧場で数回にわたる数週間の実習、札幌競馬場や門別競馬場、サラブレッドセールの見学、大手牧場の施設見学などを通し、馬の育成や調教、生産に必要な基礎技術や知識を学んできた。

 この日は修了式を前に、1周800㍍のBTCの屋外調教馬場で騎乗の実技査閲が行われ、駆け付けた父母や就職先の牧場関係者、来賓らが見守る中、1年間の厳しい訓練で身に付けた人馬一体となった騎乗技術を披露した。

 軽種馬診療所で行われた修了式では、BTCの大平俊明理事長から一人ひとりに修了証書と記念品として研修生の名前入りゼッケンが贈られた。

 大平理事長は「皆さんは平成最後の修了生。昨年春に22人の研修生でスタートしたが、6人が途中リタイヤした。皆さんはこの1年間歯を食いしばり成長し、今は乗馬服がとても似合っている。まだホースマンとしては駆け出しだが、夢と目標をもって精進してほしい」と激励。

 日高振興局の斉藤譲二副局長、浦河町の池田拓町長、JRA日高育成牧場の高嶋民治場長の来賓3人も「世界で通じる馬づくりに向け、育成調教の最前線に立つことになる皆さんは、壁を乗り越え活躍してほしい」と祝辞を送った。

 研修生を代表し、日高町の木村牧場に就職する堀畑仁さん(京都府出身、19歳)が「教官や関係者の皆さんとともに、一番感謝したいのは教育用馬の馬たち。雑に乗ってもじっと我慢してくれた。私たちはやっとゲートインした所。目標となるゴール目指し、立派なホースマンになります」と決意を述べた。

研修生を代表し謝辞を述べる掘畑さん

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