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苫小牧民報

恐竜たいやき復活 いっぷく堂、仮設店舗で再開-むかわ

仮設店舗で営業を再開して恐竜たいやきを作る工藤さん

 昨年9月の胆振東部地震で自宅兼店舗が全壊したむかわ町のたい焼き店「いっぷく堂」が10日、町松風の仮設店舗で7カ月ぶりに営業を再開した。待ちわびた人たちが絶え間なく訪れ、名物の「恐竜たいやき」を買い求めていた。

 元の店舗は仮設店舗と同じ町松風にあり、新聞販売店に併設する形で2015年7月にオープン。店主の工藤弘さん(65)が新聞販売をしながら、たい焼きを作ってきた。

 工藤さんは穂別地区で発掘されたハドロサウルス科恐竜の化石「むかわ竜」(通称)を応援する「町恐竜ワールドセンター」の代表も務めている。むかわ竜を盛り上げようと昨年7月に、むかわ竜を模した生地にマヨネーズで味付けした鶏肉を入れた「恐竜たいやき」を考案。しかし地震で自宅兼店舗が全壊し、恐竜たいやきの型枠も壊れた。

 仮設店舗では先に新聞販売店を再建して、併設するいっぷく堂の営業再開に向けて準備を進めてきた。壊れた型枠は特注だったが、製造した業者が工藤さんの現状を知り、原価で販売してくれたという。

 営業再開を聞きつけて常連客が早速訪れた。町内に住む団体職員の奥野恵美子さん(60)は「被災した店舗の営業再開は町のにぎわいにつながるので、これからも応援していきたい」と話していた。

 工藤さんは「たい焼きを楽しみにしている人がいるので、再開できてほっとしている。長くやり続けていきたい」と笑顔を見せていた。

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