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室蘭民報

JR北海道が新幹線利用の修学旅行に力【室蘭】

室蘭市内で開かれた北海道新幹線を使った修学旅行の説明会=14日

 JR北海道(本社札幌)は、北海道新幹線を利用した東北方面への修学旅行に力を入れている。新幹線の開業で時間短縮効果が表れているのが東北地方。大量・高速輸送と高い定時運行率に代表される新幹線のメリットを前面に押し出し、利用促進につなげる考えだ。

◆――3時間半

 「開業効果が一過性のものにならないよう、修学旅行を契機に新幹線を使っていただきたい」。14日に同社が室蘭市内で開いた東北教育旅行セミナーで担当者が力を込めた。同社は「修学旅行の利用拡大」を重点に掲げ、東北観光推進機構や北海道観光振興機構と修学旅行説明会を開催している。

 室蘭市内の中学校の修学旅行といえば東北地方が定番だった。2011年(平成23年)3月の東日本大震災で行き先は関東方面になったが、その後は徐々に東北地方へ戻り、今年は7校中6校が青森や岩手に足を運んだ。

 東北に戻った理由の一つが移動時間の短縮。東室蘭から新青森までは乗り換え時間を含めて3時間半前後で、在来線に比べて1時間以上縮まった。青森県の担当者は「ねぶた・ねぷたは地域文化への関心が高められる。三内丸山遺跡と県立美術館も徒歩圏内。世界自然遺産の白神山地をはじめ、十和田湖や八甲田山といった自然も豊富」と語る。

◆――震災学習

 来年6月にフェリーで結ばれる岩手県は、震災復興に伴う高規格道路の整備が進む。担当者は「内陸と沿岸部の日帰りも可能。震災学習では見て聞いて感じてもらうことで『生きる力』を育める。学校や旅行会社に対するバス運行の助成制度もある。ぜひ検討していただきたい」と訴える。

 修学旅行の計画は実施の2年前から始まる。同社は「開業以来多くの人に使っていただいているが、新幹線に乗った生徒はまだ少ない。乗った生徒からは『初めて乗った』『早くて快適』といった声がある。19年度に向けてアピールしていく」と話している。

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