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根室新聞

代替漁業のサケマス曳網船が出漁【根室】

家族、関係者らに見送られ出漁する第68善龍丸

 ロシア200カイリ内サケ・マス流し網禁止に伴う代替漁業で、曳網による試験操業を行う富山県鮭鱒漁協所属の「第68善龍丸」(乗組員17人、199トン)が26日午前、花咲港から漁場を目指して出漁した。操業は4年目を迎え、今年は操業海域を北東側の1区と呼ばれる場所に変更し、6月1日から操業を行う。

 曳網漁は、長さ約100メートルほどの袋状の網を船で引いて、水深20メートル前後の魚群を狙う漁法。ロシア200カイリ水域内でのサケ・マス流し網漁の禁止に伴う代替漁業の一つとして、3年前から操業が行われている。

 初年度は水産庁が委託した調査船による操業が行われ、ベニザケ、シロザケ、カラフトマスなど約4.4トンの水揚げにとどまった。次年度からは曳網漁の装備を整えた第68善龍丸による操業が行われ、漁獲割当量62トンに対して12.7トンを水揚げした。

 昨年度は網口の面積を1.6倍にしたほか、入った魚が逃げにくくするため、網の「かえし」部分など漁具を改良した。漁獲割当量95トンに対し、前年比約3.8倍の47.7トンを水揚げしたが、カラフトマスがほぼ上限に達したために終漁。ベニザケは割当量25トンに対して約3トンとなっている。

 今年のロシア200カイリ内の日本漁船によるロシア系サケ・マスの操業条件などを決める日ロ政府間協議では、漁獲割当量はベニザケ30トン(前年25トン)、シロザケ30トン(同25トン)、カラフトマス32トン(同40トン)、マスノスケ3トン(同2トン)の計95トン。操業期間は6月1日から7月31日までの期間のうち、30日間で妥結している。

 試験操業は、今年も一般社団法人海洋水産システム協会(東京)と国立研究開発法人水産研究・教育機構(本部・横浜市)が共同で実施主体となり、国から補助を受けて行われる。昨年に続き、富山県の第68善龍丸が操業する。今回は操業海域をこれまで行っていたカムチャッカ半島南の「3A区」と呼ばれる場所から、北東の「1区」に変更した。

 26日は天候に恵まれ、花咲港には家族、漁業関係者など多くの人が集まり、関係者らの見送りの中、花咲港の岸壁を離れ、ロシア水域の漁場を目指した。

 第68善龍丸の大髙真澄船長(39)は「昨年までの海区とまた違うので、ベニが獲れるように頑張りたい」と話していた。  また、海洋水産システム協会研究開発部の酒井拓宏部長は「操業海域が昨年の3Aから1区に変わって、漁獲される魚種の構成がどう変わるのかというところをメインに実証していくことになる」などと話していた。

 善龍丸は6月1日から30日まで操業し、7月上旬に花咲港へ帰港して水揚げを行う計画となっている。

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