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室蘭民報

日本料理店とコラボなど…パン屋さんが人気集める【室蘭】

 ふんわり、もっちりの食感―。室蘭市内で一つ100~400円のお手ごろパンが人気だ。近年は道産小麦を使用し原材料にこだわるなど、食べ応えがある商品が増えている。店内で調理しバリエーション豊富な「出来たて」を提供する大型店や個人店も。「安くておいしい」を求める市民ニーズにマッチしている。

補助受け起業、東町・ベーカリーマーチ

焼きたてパンを手に笑顔を見せる清水友裕さん(左)と妻の絢子さん=ベーカリーマーチ

 焼きたてパンの専門店「ベーカリーマーチ」が1日、室蘭市東町2にオープンした。札幌の人気店「どんぐり」で経験を積んだ清水友裕さん(39)は「おいしいパンを届けたい」と意気込む。リーズナブルな総菜パンは27種類。初日から昼食として買い求める人が並び、人気を集めている。

 清水さんは札幌市出身で室蘭工業大学に通っていた。もともとパンが好きで、有名店で9年間修業した。妻の絢子さんが室蘭市出身で娘の小学校入学を機に、「第二の古里」での起業を決めた。店は夫婦で切り盛りする。

 商品は香ばしい風味と歯応えのある食感が特長の全粒粉など厳選した素材を使う。価格帯はあげパン80円、マヨネーズコーンパン120円、食パン300円など。創業支援の補助を活用し、機材の搬入など友人らの力も借りながら開店に備えた。

 オープン日は開店前から10人ほどの行列ができた。清水さんは「栄高校の学生も通るので少しずつ商品を増やし、たくさんの人に選んでもらえる店にしたい」と期待する。

 営業は午前9時~午後7時。日曜定休。問い合わせは電話0143・48局9124番。

日本料理店とコラボ、天神町・パンドミック

こだわりパンをPRする斉藤さん=パンドミック

 店内にはピアノが置かれ、美容室かブティックのような雰囲気が漂うパン専門店「パンドミック」(天神町)。市内の日本料理店と協力した「サバみそサンド」、販売と同時に売り切れとなる「チーズフォンデュカレーパン」などこだわりパンが並び、客が笑顔で品定めする。

 同店の特徴は北海道を応援しようと十勝産小麦粉などを使用する。手間と時間をかけてパンの食感や香りをよくする工夫を施し、ふんわりもっちりとした食感が魅力だ。

 「職人さんシリーズ」の名で「だし巻き卵」「アンコウの唐揚げときんぴらゴボウ」などのサンドイッチが会員制交流サイト(SNS)上で話題を集めた。小麦粉本来の甘みを際立たせた食パンやカンパーニュ、イチジクレモンパンなどのほか、菓子を店内に常時15~20種類用意する。

 パン作りと買ってもらうことが地域を応援することにつながるとの信念から、ハムやベーコン、ジャムやあんなどの副素材も添加物の使用を抑え、小麦粉や野菜なども道産品を用いる。

 「リピーターが多く、手土産や週末のレジャーなど気軽に楽しもうと購入される方が多い」と同店オーナーの斉藤未来美さん。健康を意識する客向けの新商品開発も進めるなど、客の期待に応えている。

イオンでは独自ブランド

バラエティー豊かな品ぞろえのパンを試食する家族連れ=イオン室蘭店

 イオン北海道(本社札幌市)は総菜パン、菓子パンなどバラエティー豊かな品ぞろえを増やした。室蘭店(澤喜幸店長、東町)でも「AJIWAUHITOTOKI(あじわうひととき)」のブランド名で展開。小麦の甘さやふんわり軟らかい食感が特長のオリジナルパンだ。

 「こだわったおいしいパンが食べたい」との客の声に応えた。商品化まで約1年研究・開発し、味や素材、見た目にこだわった北海道のイオングループオリジナルPB(プライベートブランド=自主企画)商品。

 ソフトフランス生地のパンにシュレッドチーズをトッピングして焼き上げたチーズパン(3種類、税込み162円)、道産小麦を使用したたっぷりこっぺたまご・ツナ(同151円)など計7種類が並ぶ。

 総菜パンや菓子パンのように、昔ながらの日本のパンを、上質な国産素材を主体に、大量生産ではなく職人の手づくりで、今風に作るのも最近のトレンドだ。家族で買い物に来ていた高橋琉恩君(8)と瑠偉君(6)の兄弟は試食し「おいしかった」と笑顔を見せていた。

 澤店長は「販売初日(6月1日)は試食を提供すると子どもや大人も喜んで食べており、好評だった。趣向性豊かなパンを味わってほしい」とPRしている。

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