村にアート体験出前 武蔵野美大と契約【中札内】
中札内村教育委員会は、武蔵野美術大学(東京)と産学共同プロジェクトの受託研究契約を結んだ。8月には村内の小中学校でワークショップを行うほか、黒板に作品を描く「黒板ジャックライブ」を道の駅なかさつないで予定。村教委は「学生たちとのワークショップを通じて、アートの村づくりを進めていきたい」としている。

打ち合わせで中札内を訪れた(左から)山端さん、三澤教授、市川さん。右は村教委の野原誠司さん
同大では全国の小中学校を訪れて体験型の出前授業をする「旅するムサビプロジェクト(旅ムサ)」を実施。中札内でも村内の3小中学校で2017年に黒板ジャック、18年に創作活動やワークショップを実施する「子どもアートプロジェクト」を行ってきた。
今回は企業や自治体と連携する「産官学共同プロジェクト」の受託研究契約を結び、学校で実施する旅ムサの内容に加え校外でのイベントも計画している。プロジェクトメンバーは、同大の三澤一実教育課程教授(56)と学生6人。
18日には三澤教授と学生の市川広大さん(19)、山端健志さん(21)の3人が来村。村教委や小中学校でプロジェクトの内容について打ち合わせた。市川さんは「子どもたちは好奇心旺盛でこちらが刺激を受けることも多い。地域の人たちとの対話から未来に生かせることを実践していきたい」、山端さんは「このプロジェクトで終わりではなく、次の興味を誘えるような内容にしたい。やることは多いが、頑張りたい」と意気込んでいる。
三澤教授は「このプロジェクトには二つの大きな意味がある」とする。(1)これまでと違う角度から物事を捉え、物の考え方や捉え方が多様化するような教育をする(2)大学と地域が連携することで、その地域の新たな可能性を引き出すための手伝いをする-とし、「中札内という村でプロジェクトができることを楽しみにしている」と話している。
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