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室蘭民報

子ネコ救った“リレー”、ドライバー→会社員→行政→動物病院【室蘭】

ドライバーや会社員の対応により救われた子ネコ

 車に衝突しけがを負った子ネコ。通行車両のドライバーから始まり、会社員、行政、そして動物病院へとバトンが渡され、1匹の命が救われた。関わった女性会社員は「ドライバーの行動がなければ、子ネコは助からなかったのかもしれない」と振り返る。

 7月25日午前7時すぎ、1匹の子ネコが室蘭市東町の国道をふらつきながら歩いていた。通行車両は子ネコを避けながら運転するが、通勤ラッシュの中で危険な状況。その時、オレンジ色の車が停止した。

 30、40代と思われる男性が車から降りて救出。抱きかかえて茂みに下ろした。車が去った後、様子を見ていた近くで働く社員らが茂みを確認、社内へ運んだ。

 事務職員、鎌田育子さん(49)がしばらく子ネコの容態を見ていた。鼻血が出て、鳴き声が弱い。「生まれて間もない命を救いたい、その思いでした」

 会社員らは胆振総合振興局に連絡。負傷したイヌやネコを病院に運ぶ業者が、内山動物病院(室蘭市山手町)の中野達雄院長のもとへ運んだ。

 「意識は半分無く、ひどい脱水状態だった。数日間何も食べていなかったのでしょう」。肋骨が折れ、左頭に強い衝撃があったと推察。この日は何も食べることができず、流動食を口に含ませ栄養を取らせた。すると翌日には、自ら食事を取れる状態になるまで回復した。

 「喉を鳴らすのは喜んでいるためといわれます。とても人懐っこいですね」。中野院長がなでると子ネコは盛んに動き回ろうとし、ゴロゴロと喉を鳴らした。

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