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根室新聞

中西進氏講演会「オホーツク文化から日本を見る」開催へ【根室】

 万葉集研究の第一人者で日本とアジアの比較文化研究の権威、中西進氏(富山県立高志の国文学館館長)の講演会が、9月18日午後6時半から市総合文化会館小ホールで開かれることが決まった。演題は「オホーツク文化から日本を見る」。事業を主催する「中西進先生講演会」実行委員会(中條道昭実行委員長)が21日発足し、決定した開催要項に基づいて準備が整い次第、入場整理券を配布する。

 同講演会は、根室市で長年にわたりオホーツク文化の研究に当たってきた北構保男氏が今年6月、読売新聞社が文化遺産の継承に多大な貢献をした個人団体を顕彰する第13回読売あをによし賞を受賞したのを縁に、選考委員の一人で北構氏の業績を高く評価した中西氏の根室招へいが具体化した。

 中西氏はかつて月刊誌歴史街道に、「まぼろしのオホーツク人」と題したエッセイを発表するなどオホーツク人とその人々によるオホーツク文化に造詣が深い。講演会では、オホーツク文化が日本の古代史にどのように位置づけられているのかなどを語ってもらう予定。

 万葉集研究の第一人者で、アジア文化と万葉集の比較研究などで知られる中西氏は、万葉集を典拠とする元号「令和」の考案者とみられていることもあって、各地から講演依頼が殺到する多忙な中、講演を快諾。根室市は20日の緊急議会に実行委員会に支出する予算案を提出。全会一致で可決を受けて、市教委は21日、実行委員会を設置した。

 実行委員会は、市文化財調査委員会や市民大学運営運営委員会、市文化協会などのメンバーから9人で構成。教育委員会から出席した園田達弥教育部長は「根室市民にとって示唆に富んだ講演会となることを願っている。実行委員皆さまのご理解とお力添えにより、講演会を成功に導いていただきたい」とあいさつ。規約を定め、中條道昭さんを委員長、松井信輝さんを副委員長に選任、開催要項を決定した。

 講演会は、9月18日午後6時半から市総合文化会館小ホールで開く。地元学芸員が、北構保男氏の研究業績と根室地方のオホーツク文化遺跡について紹介した後、中西氏が講演する。講演時間は1時間の予定。読売新聞北海道支社が共催。根室市、市教委のほか羅臼町、羅臼町教委、根室振興局、大地みらい基金の後援を予定している。

 この講演会に合わせて、9月15日から19日まで総合文化会館エントランスホール・コリドールを使って「北構保男氏の研究業績と根室地方のオホーツク文化資料」を展示する。展示と講演会に合わせて、市教委が今春の北構資料公開に合わせて作成した図録を増刷して、希望者に配布することも決めた。

 実行委員会は、ポスターやチラシ等を作成して配布するなど周知を急ぐとともに、準備が整い次第、市総合文化会館と市歴史と自然の資料館などで入場整理券を配布する。

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