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室蘭民報

木須さん夫妻が受け継ぎ、パリパリ漬け再び店頭に【伊達】

「ごぼうのパリパリ漬け」をPRする木須さん夫妻

 伊達市観光物産館(市内松ヶ枝町)の大人気商品「小春ちゃんの漬物『ごぼうのパリパリ漬け』」。この味を市内山下町の飲食店勤務、木須陽平さん(37)と礼依佳さん(39)夫妻が引き継いだ。「皆さんから愛されるパリパリ漬けを残したい」。一時は販売を休止していた逸品を11月から同物産館に再び並べた。

 市内館山町、元市職員の鈴木浩一さん(66)と病院調理師だった啓子さん(66)夫妻が7年ほど前、試行錯誤の末、考案。ナガイモやダイコンなどを使った漬物と一緒に「小春ちゃんの漬物」と名付け販売。中でも「ごぼうのパリパリ漬け」はピーク時は1日60キロを漬け込み、年間100グラムパックで2500~3千パックを販売する看板商品だ。

 9月、啓子さんが体調を崩し、生産を休止。毎日の製造は年齢的にも大変だった。「パリパリ漬けはもうやめよう」。後継者を探していた鈴木さん。2012年(平成24年)の同物産館オープン時からの付き合いのある木須さんに話した。何よりも「小春ちゃんの漬物」の大ファンの木須さん夫妻。「自分がやらないと、もう食べられなくなる」。心を決めた。

 味伝授の条件は「道の駅の商品を絶対に切らすな」「レシピは公表するな」の二つ。鈴木さんの自宅敷地内にある加工場を無償で借りた。ゴボウの仕入れから、全て手作業の切り、ゆで、漬け込み、袋詰め…。厳しくも愛情ある指導。木須さん夫妻は、必死に師匠の味を自分たちのものにした。

 今月、2カ月間の休止を経て「ごぼうのパリパリ漬け」が店頭に戻ってきた。同物産館の大坪鉄雄社長は「お客さんはみな寂しがっていたよ」。そう言うように商品は次々と売れた。

 「切り方が太い、細いがある」。鈴木さんには、ファンから連絡もあるというが、「受け継いでくれうれしい。覚えも早いし安心している」。表情は緩む。「ごぼうのパリパリ漬け」以外の漬物は、現在も鈴木さん夫婦が製造を続けているが、将来的には全てを引き継ぐ考えだ。

 連日作業に没頭する木須さん夫妻。販路拡大も視野に入れる陽平さんは「今以上に売っていきたい。伊達と言ったら『ごぼうのパリパリ漬け』にしたい」。その言葉を聞いた鈴木さん夫妻は優しくほほ笑んだ。

   ◇

 同物産館では、100グラム300円(税込み)で販売している。詳しくは同物産館、電話0142・25局5567番へ。

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