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室蘭民報

土砂災害減らせ…減災シンポジウムで研究者ら講演【洞爺湖】

土砂災害を減らすための対応や対策を考えたシンポジウム

火山地域の対策考える

 2019年度土砂災害減災シンポジウムが21日、洞爺湖町洞爺湖温泉の洞爺湖文化センターで開かれた。大学の研究者や民間技術者、行政の担当者ら約250人が、講演やパネルディスカッションなどを通して、土砂災害を減らすために必要な対応や対策を考えた。

 洞爺湖町、北海道開発局、北海道、砂防学会北海道支部の共催。2000年(平成12年)の有珠山噴火直後の土砂災害対応で得た経験・知識や研究と技術開発の成果を踏まえ、今後の対応手法を共有、住民への周知を目的に開催した。

 北海道総合研究機構理事で北海道大学名誉教授の丸谷知己氏が「北海道の火山地域における土砂災害の減災戦略」と題して特別講演を行った。

 丸谷氏は“火山噴火(噴石)”による噴火災害と“火山地域”における噴火災害を整理して考える必要性を示し、火山災害について「火山と地震と豪雨がつながっている」と連鎖複合型災害とした。

 「人間社会がない場所では自然災害は起きない。(減災は)火山地域の安全な利活用とセットで考えなければいけない」と述べ、発生する「時の予測」から危険な「場の予測」に転換し、「逃げる減災」を進める重要性を強調した。

 パネルディスカッションでは、00年の有珠山噴火で災害対応に関わったパネリスト6人が当時の対応の様子を紹介。また、最先端の火山砂防技術についての話題提供などもあった。

 22日は西山川流域と周辺の現地調査を予定している。

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